日光プチ旅行4ー謎のインドホテル前編ー

 今夜泊まるのはインド風ホテル。
ゴールデンウイークにも関わらず一人で泊まれて、安かったのでここに決めました。
でも、中禅寺湖になぜにインド風ホテルが・・・・・?


 ホテルに着くと、玄関先で二人のインド人がおしゃべりをしていました。
インド情緒にあふれているなぁ。
玄関の中に入ると、正面に階段・右手は雑貨屋?・左側はインドレストラン。

んっ?・・・ところで、フロントはどこにあるの?

すると、恰幅のいいインド人のおじさんがレストランから
笑顔で近づいてきました。


「イラッシャイマセ。」(インド人)(片言の日本語だったので)
「フロント、どこですか?」(私)
「ハァ?」(インド人)
「フロント、どこですか?」(私)
「ハァ?」(インド人)
「・・・・・。」(私)

何度「フロント」と言っても通じない。
・・・・・はたして、今日、泊まれるのかなぁ?

その時、突然、ひらめいた!
「ホテル フロント」と言って、眠る格好をしたら、ようやく分かってくれたようでした。

おじさんは、手振りでついてくるように合図すると、階段を上り始めました。
英語で聞けばよかったと、後で気がついたけれど、人間あせると、思考回路が単純になるものですね。

2回、さらに3階に上がると、廊下の奥の方を指差して、おじさんは降りて行ってしまいました。
そこには、なぜか診療所のような小さな下駄箱があり、スリッパにはきかえるみたい。

で、フロントはどこなの?

そこに、スタッフらしい20代位のインド人女性がやって来ました。

「あのー、フロントはどちらですか?」(私)
「ハァ?」(インド人)
「・・・・・。」(私)

何度かのやり取りの後、ようやくフロントにたどり着きました。

フロントには、お気軽な服装の20代位のスタッフがお気軽な応対をしてくれました。
雰囲気としては、ユースホステルのようでした。
話を聞くと、このホテルのオーナーはバングラディッシュの人だそうです。

でも、中禅寺湖になぜにインド風ホテルが・・・・・?

画像





別のインド人女性スタッフに連れられて、4階の部屋に案内されました。

改装中なのか、照明が消えて壁紙がはがれたロビーを通り抜け、ススがたまった廊下を進んで行きます。
天井を見上げると、そこにはポッカリあいた穴が・・・。
アトラクションの後のような軽い疲労感を感じながら、やっと部屋に着きました。

年期の入ったドアでした。
ホテルで部屋に初めて通される期待を込めたワクワク感とは違った意味で、ドキドキ感たっぷりです。

画像





テレビはありません。
ドアもノック式の旧式の鍵のドアです。
もちろん、バス・トイレはありません。
でも、それなりの広さがあり、二つのベットにはインドらしい真っ赤な布団カバーがかかっていました
・・・・・ここは日本か?
でも、・・・・・けっこう気に入りました。

学生時代に行ったタイやモロッコのホテルの中では、十分にグレードの高いホテルでしたので。
それに、日光で異国体験気分を味わえるなんて、けっこうラッキーかもしれない。

ちなみに、ここよりきれいな廊下やドアもあったので、一人で宿泊する人用の部屋かもしれません。


 部屋でする事もないので、いったんホテルから出て、中禅寺湖のメイン通りの店で土産を買ったり、夜のお酒のつまみを買いに行きました。

その後部屋に戻ると、信じられない光景が、目に飛び込んできました! <つづく>

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック