部屋を広く見せるインテリア術

 部屋は、改築しないかぎり広くはなりませんが、インテリアの工夫により、広く感じさせる事はできます。

人間の目は、思ったほど正確な観察力はなく、色彩やデザインの配置などにより、都合良く勘違いしてくれるからです。
例えば、同じ部屋の壁の色の暖色(赤系)から寒色(青系)に変えるだけで、体感温度が2、3度も変わってしまいます。


 部屋を広く見せるテクニックには、天井を高く見せる方法と、奥行きを広く見せる方法があります。
もちろん、両方を併用すると、さらに効果があります。

今回は、壁紙の交換のような手間やお金がかかるものではなく、簡単にできる方法を紹介します。

 天井を高く見せるには、まず、部屋の縦の空間を強調する事が大事です。

たとえば、カーテンに縦じまが入っていると、目の錯覚で天井が高く見えます。
カーテンは、窓より少し長い丈のものを用意しましょう。
天井から床まであるカーテンだと最適です。

また、吊るタイプのペンダント照明から天井に直付けの照明にすると、縦に余裕のある空間が生まれます。
天井を照らせる間接照明があると、さらに効果的です。

さらに、背の高いスタンド式の照明や雑貨を部屋の隅に置くと、しゃれた雰囲気も同時に楽しめます。

 次に、部屋を広く見せる方法を紹介します。

背の高い家具を手前に置いて、背の低い家具を奥に配置します。
すると、遠近法の錯覚により、実際以上の奥行きを感じるはずです。

デザイン性を考えた街路樹のある通りでも、入り口から奥に向かって、樹木の高さを変えています。

絵やポスターを飾る場合は、手前の壁に大きなものを貼り、奥の壁には小さなものを貼る方がよいでしょう。

また、奥の壁に窓がありカーテンを使っている場合は、暖色系(赤・オレンジ・黄色)の色より寒色系(青・紫・緑)の方が最適です。
暖色は飛び出して、寒色は後退して見えるからです。

 よかったら、試してみて下さい。


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