「気まずい二人」

 古本屋で題名にふと目がとまり、つい手に取った本の題名です。

表紙のイラストには、見覚えのある顔が・・・。

「振り返れば奴がいる」・「古畑任三郎」・「ザ・マジックアワー」など・・・超ヒット作の演劇・テレビ・映画の脚本やバラエティ番組にも多数出演している超売れっ子の脚本家(今やマルチタレント)三谷幸喜の初対談集です。


 テレビで観る三谷さんは雄弁だけれど、本当はとても人見知りなのだそうです。 

この本は、「月刊カドカワ」に「貴女と話したい」というタイトルで連載された女優さんたちとの対談を一冊にまとめた本です。
と同時に、自分の弱さを克服してゆく過程を追ったドキュメンタリーでもあります。

緊張気味の三谷氏・最悪の出だし・途切れる会話・重苦しい沈黙・呆然とするゲスト・気まずい空気・激しい動揺・切り札の枝豆ともやしの関係の話、
読んでいると、とてもスリリングで思わず笑ってしまうかなり楽しい一冊です。

特に枝豆(大豆)がもやしになり、豆腐になり、納豆になる。
という、三谷氏定番の切り札のお話が気に入っています。

 
 私はアトリエで今まで何百人の子どもたちと接してきましたし、面接や営業では数えきれない初対面の人たちともお会いしました。

でも、恥ずかしながら、
私、・・・・とても人見知りです。


問い合わせの電話を受けるだけでも緊張しますし、面接が始まる前には、いまだに心臓バクバクです。

三谷氏も当書に書いていますが、初対面の相手となかなか打ち解けられない人・特に女性と会話するのが苦手な方、・・・お薦めです!



気まずい二人
楽天ブックス
角川文庫 著者:三谷幸喜出版社:角川書店/角川グループパブリッサイズ:文庫ページ数:269p発行年月


楽天市場 by ウェブリブログ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック