木彫にハマっています

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 木彫教室に通い始めて、4カ月目になりました。

今まで絵ばかり描いていたので、全然違った分野に手を出すのは勇気がいりましたが、とても楽しんでいます。

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 これは、初日に作ったものです。

それまで、木彫は、
職人さんや芸術家などがノミや彫刻刀で一心不乱に木材から彫って作るもの、と決めつけていました。

ところが最初にした事は、電動ノコを使って木材の面取り。
大まかな頭の形になるように、無駄な部分を切り取ります。

次にチェンソーで、さらに無駄な部分を削り取ります。
チェンソーは、ホームセンターで売られているのを見たことがありますが、
きこりさんか、ホラー映画の怪人が使うもの、という先入観があったので、まさか自分が木彫で使うとは思いもしませんでした。

振動がマッサージ機のようにけっこう気持ちよく、病みつきになりそうです。


今回の木彫では、クスノキを使いました。
ヒノキのように木の清涼感あふれた香りがします。

木屑が飛び散ると、ハーブをばらまいたような豪快な香りが広がります。

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 今回の題材は、女性の首像です。

最初は先生の作品をモデルにという話もありましたが、せっかくなので、自分で絵を描いてみました。
木彫で作ることを前提に、立体を意識して描きました。
正面はともかく、左右は難しいものです。

特に髪はなかなか立体的にイメージできないので、女性のヘアーカタログを買って、参考にしました。
女性の髪型って難しいですね・・・。

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 これは6回目の作品です。
ここまではノミを中心に使い、形を整えます。

現在は、彫刻刀でこつこつと制作しています。


 私にとっては、絵を描くことは完成のイメージを頭に浮かべ、それに向かって制作を重ねてゆくことです。
そのため、後半にならないとなかなか気持ちが高められません。

それに対して、木彫は慣れてないこともあり、毎回自分の中に課題があり、克服してゆく楽しみがあります。


それぞれ違う魅力がありますが、木彫と素晴らしい先生に出会ってとても運がよかったと思います。


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著者:丸山尚一出版社:東京新聞出版局サイズ:単行本ページ数:221p発行年月:1998年11月この著


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