「チカパン」のパントマイムー言葉の力ー
2週間ほど前にさかのぼりますが、「きぼーる」で開かれた「子育てふれ愛フェスタ」で、子どもと一緒に「チカパン」のパントマイムを観てきました。
「チカパン」は、テレビの「CXポンキッキーズ」で、ガキグ原人をはじめ様々なキュラクターを演じた女性の芸人さんです。
優しさにあふれた言葉・歌・パントマイムを巧みに使い、子どもたちを夢中にさせていました。
最初はおとなしく座っていた子どもたちが、ショーの途中から、楽しくてしかたがなく、走ったり、飛びはねたり、大興奮しまくりでした!
子どもを相手に仕事をしている自分としては、感心したり、勉強になったり、子どもと一緒にとても楽しめました。
実はパントマイムに対して、少し思い入れがありました。
以前、市民教室で、パントマイム教室に短い期間通ったことがあります。
その理由は、表現において、作り手の言葉をできるだけ減らして、相手に自分の想いを伝えてこそ素晴らしい表現という考えがあったからです。
自分の考えを、文章や言葉で伝えたら確かに伝わります。
でも、その言葉を理解できる人だけが対象になります。
面倒くさがらない人だけが対象になります。
本当に素晴らしい表現は、年齢や国籍に関係なく伝わるものです。そのためには、言葉がない表現が最適です。
だから、絵本でも、文章が少ない絵本が好きです。
小説よりも詩の方が、言葉が濃いと思います。
演劇や映画も、パントマイムや無声映画の方が、感動させるレベルを作るのは難しいと思います。
絵本の原作の仕事をしていた時、
自分なりに気に入って書き上げた文章を、編集部の担当者に容赦なく削られたものです。
最初の文章の、半分になってたかもしれません。
でも、削られた文章を読むと、十分伝わるし、言葉がずっと印象に残りました。
「言葉」は好きだし、言葉」の力も信じてます。
だからこそ、考え抜いて残った言葉に、魅力を感じるのかもしれません。
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