岐阜旅行7/養老天命反転地
18,000平方メートルの広大な敷地に構成された、摩訶不思議で見た事がない建物やオブジェクトの数々。
現代美術家荒川修作氏とパートナーで詩人のマドリン・ギンズが作り上げた現代アートのテーマパーク。
それが養老天命反転地(http://www.yoro-park.com/j/rev/)です。
大垣駅から養老線に乗り、20分ほどで養老駅に到着。
駅から15分歩くと、養老公園が見えてきます。
「養老天命反転地」はこの公園の一角にあります。


何年も前に新聞でここを知り、いつか来たいと思っていたので、やっと願いが叶えられました。
最初に出会う建物が「養老天命地記念館」。
波打った傾斜している床・床を反転して作った天井など、
日常から非日常な世界へと私たちを誘ってくれます。


トイレの壁もまっすぐではありません。
天井に卓球台があるって、意味分かんないし・・・。

NHKで放映された荒川氏のビデオを見て、ここを造った意義を知り、当園の体感の仕方を学びます。




人間は普通に暮らしていると、当たり前の話ですが、たくさんの常識を身につけてゆきます。
常識は社会で生きるための潤滑油としてなくてならないものです。
しかし、新しい発想を生み出す時、この常識は大きな壁になります。
ここは、新生児のように心をゼロにして、新しい発想を生むための体験をする場所と言えるかもしれません。
いくつか紹介させていただきます。
ソファは一般的に囲むように並べる事が多いと思います。
どのソファにすわっても、テーブルの上の空間で互いの視線が重なるからです。
作品のソファのオブジェは、同じ場所にありながら、すべて別方向に向けられています。
つまり、すわる場所で眺めが変わるのです。

また、屋内・屋外ともにいたる所に道があります。
道幅は一定ではなく、床は波打っているため歩きにくくなっています。
壁は平らな面と曲面が入り交じり、歩く場所で高さが変わります。
時には、行き止まりもあります。
それらの道の中には、もしかしたら自分の歩む道に似たものがあるかもしれません。

初めてその光景を目にして体験した者は、誰もがとまどい、そして考えます。
新しい発想・・・・。
よく耳にする言葉です。
しかし、本気で望むならば、日常から飛び出し、常識という衣を脱ぎ捨てなければ、しょせん無理な話です。
ここでは、頭で理解するだけでなく、実際に行動しながら先に進まなければなりません。
これはとても大切な事です。
ただ考えたり見るだけでは、知識を知っているだけです。
人は行為することにより、初めて真に理解できるからです。




現代アートに興味がなくても、日常とかけ離れた体験をしたい方にお勧めです。
ただし屋外の施設が中心なので、老朽化がけっこう進んでいます。
万人向けの施設ではないし、郊外にあるので、
入場者数もそれほど望めないような気もします。
いつまでも続けてほしいけれど、難しいかも・・・。
興味と機会があれば、一度足を運んでみて下さい。
しかし、新しい自分と出会えるかはその人しだいです。
答えは、いつも自分の中にあるからです。
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https://at-pa.seesaa.net/article/200904article_1.html
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岐阜旅行3/高山陣屋
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岐阜旅行4/高山の食べ物
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岐阜旅行5/からくり人形
https://at-pa.seesaa.net/article/200904article_5.html
岐阜旅行6/ターミネーター
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岐阜旅行8/抹茶ひつまぶし日本一弁当
https://at-pa.seesaa.net/article/200904article_8.html
岐阜旅行9/龍のひげ
http://at-pa.at.webry.info/200904/article_9.html
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それが養老天命反転地(http://www.yoro-park.com/j/rev/)です。
大垣駅から養老線に乗り、20分ほどで養老駅に到着。
駅から15分歩くと、養老公園が見えてきます。
「養老天命反転地」はこの公園の一角にあります。


何年も前に新聞でここを知り、いつか来たいと思っていたので、やっと願いが叶えられました。
最初に出会う建物が「養老天命地記念館」。
波打った傾斜している床・床を反転して作った天井など、
日常から非日常な世界へと私たちを誘ってくれます。


トイレの壁もまっすぐではありません。
天井に卓球台があるって、意味分かんないし・・・。

NHKで放映された荒川氏のビデオを見て、ここを造った意義を知り、当園の体感の仕方を学びます。




人間は普通に暮らしていると、当たり前の話ですが、たくさんの常識を身につけてゆきます。
常識は社会で生きるための潤滑油としてなくてならないものです。
しかし、新しい発想を生み出す時、この常識は大きな壁になります。
ここは、新生児のように心をゼロにして、新しい発想を生むための体験をする場所と言えるかもしれません。
いくつか紹介させていただきます。
ソファは一般的に囲むように並べる事が多いと思います。
どのソファにすわっても、テーブルの上の空間で互いの視線が重なるからです。
作品のソファのオブジェは、同じ場所にありながら、すべて別方向に向けられています。
つまり、すわる場所で眺めが変わるのです。

また、屋内・屋外ともにいたる所に道があります。
道幅は一定ではなく、床は波打っているため歩きにくくなっています。
壁は平らな面と曲面が入り交じり、歩く場所で高さが変わります。
時には、行き止まりもあります。
それらの道の中には、もしかしたら自分の歩む道に似たものがあるかもしれません。

初めてその光景を目にして体験した者は、誰もがとまどい、そして考えます。
新しい発想・・・・。
よく耳にする言葉です。
しかし、本気で望むならば、日常から飛び出し、常識という衣を脱ぎ捨てなければ、しょせん無理な話です。
ここでは、頭で理解するだけでなく、実際に行動しながら先に進まなければなりません。
これはとても大切な事です。
ただ考えたり見るだけでは、知識を知っているだけです。
人は行為することにより、初めて真に理解できるからです。




現代アートに興味がなくても、日常とかけ離れた体験をしたい方にお勧めです。
ただし屋外の施設が中心なので、老朽化がけっこう進んでいます。
万人向けの施設ではないし、郊外にあるので、
入場者数もそれほど望めないような気もします。
いつまでも続けてほしいけれど、難しいかも・・・。
興味と機会があれば、一度足を運んでみて下さい。
しかし、新しい自分と出会えるかはその人しだいです。
答えは、いつも自分の中にあるからです。
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