魅力的な絵を描くためにー上級編ー
中学生以降になると、ずいぶん描写力がついてきます。
そのため、人物や風景を思ったように描けないと、「私って才能がないな。」とがっかりしてしまいます。
そんなお子さんのために、今より魅力的な絵を描くための方法をお教えします。
もちろん、絵が得意な人も使えます。
次の三つのことを頭に入れて描いてみて下さい。
< アウトラインを描く。>
静物画や風景画を描く時、一つ一つのものを丁寧に描いたのに、バランスが悪い絵になった経験はありませんか?
そもそも人間の目は正確に物を見ることが苦手です。
人間の目は二カ所の離れた場所にあり、
光やその時の心理により、同じ物でも違って見えてしまいます。
そのため、絵が上手になりたい人は、少しでも正確に見て表現できるようにデッサンを勉強するのです。
そういう勉強をしなくても、おおよその形を表現する方法があります。
それは、全体のアウトラインを見ることです。
例えば、森の絵を描く時、それぞれの木の形は気にしなくてけっこうです。
まず、空との境界線になる、森全体の木々のてっぺんを一筆の線で描きます。
次に、木々の生え際を、やはり一筆の線で描きます。
最後に、アウトラインの中に、一本一本の木の絵を描いてゆきます。
人物を描く時も、一番外側を一筆の線で描きます。
その後で、顔や体を描いてみて下さい。
細かい形を観察するのが苦手でも、
単純な一本の線であれば観察も簡単にできるはずです。
< テーマに合った構図を考える。>
どんなに上手な絵でも、全体のバランスが悪ければ魅力が半減してしまいます。
昔から全体のバランスを良く見せるための構図がいろいろ考えられてきました。
その中で簡単で使いやすいものを、いくつか紹介します。
目立つものを三角形の位置に描く。
安定感があり、安らぎを感じさせる構図です。
恋愛映画やコメディ映画のポスターに使われる事が多い構図です
目立つものを逆三角形の位置に描く。
不安定なために、動きや迫力がでます。
アクション映画やSF映画のポスターに使われる事が多い構図です。
長いものをS字に描く。
S字は優雅な形なので、上品な仕上がりになります。
地平線に消えてゆく道や川を描いたり、
女性を表現するのに向いています。
< 画面からはみ出して描く。>
実際の景色に比べて、絵の欠点は、画用紙の範囲しか世界が存在しないことです。
当たり前だと思われるかもしれませんが、そのため現実の世界よりどうしてもスケールが小さい絵になってしまいます。
では、どうすれば広がりのある絵を描けるのか?
ずばり、画用紙で絵を終わらせないで、画用紙から絵をはみ出して描くことです。
風景画であれ人物画であれ、同じです。
よかったら、試してみて下さい。
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光やその時の心理により、同じ物でも違って見えてしまいます。
そのため、絵が上手になりたい人は、少しでも正確に見て表現できるようにデッサンを勉強するのです。
そういう勉強をしなくても、おおよその形を表現する方法があります。
それは、全体のアウトラインを見ることです。
例えば、森の絵を描く時、それぞれの木の形は気にしなくてけっこうです。
まず、空との境界線になる、森全体の木々のてっぺんを一筆の線で描きます。
次に、木々の生え際を、やはり一筆の線で描きます。
最後に、アウトラインの中に、一本一本の木の絵を描いてゆきます。
人物を描く時も、一番外側を一筆の線で描きます。
その後で、顔や体を描いてみて下さい。
細かい形を観察するのが苦手でも、
単純な一本の線であれば観察も簡単にできるはずです。
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どんなに上手な絵でも、全体のバランスが悪ければ魅力が半減してしまいます。
昔から全体のバランスを良く見せるための構図がいろいろ考えられてきました。
その中で簡単で使いやすいものを、いくつか紹介します。
目立つものを三角形の位置に描く。
安定感があり、安らぎを感じさせる構図です。
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目立つものを逆三角形の位置に描く。
不安定なために、動きや迫力がでます。
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長いものをS字に描く。
S字は優雅な形なので、上品な仕上がりになります。
地平線に消えてゆく道や川を描いたり、
女性を表現するのに向いています。
< 画面からはみ出して描く。>
実際の景色に比べて、絵の欠点は、画用紙の範囲しか世界が存在しないことです。
当たり前だと思われるかもしれませんが、そのため現実の世界よりどうしてもスケールが小さい絵になってしまいます。
では、どうすれば広がりのある絵を描けるのか?
ずばり、画用紙で絵を終わらせないで、画用紙から絵をはみ出して描くことです。
風景画であれ人物画であれ、同じです。
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