観てきました!「ターミネータ4」: ぱれっと日記

2009年06月25日

観てきました!「ターミネータ4」

　待ちに待った「ターミネータ－4」を観てきました。
地元の映画館はスクリーンが小さいので、わざわざ幕張の映画館まで足を運びました。
ここもそれほど広くありませんでしたが・・・。

「ターミネーターシリーズ」が大好きな私は、期待100%の気持ちで開演を待ちました。
館内が暗くなると、瞬きも忘れて映画に入り込みました。
ズズンズンズン　ズズンズンズン o(＠＾◇＾＠)oワクワク

<ネタばれもありますので、観ていない人はこの先の文章は読まないで下さい。>

　今までのシリーズは、ターミネーター対ジョン・コナーの逃亡劇のお話でした。

今回から始まる新3部作は、"審判の日"以降の、スカイネット率いるターミネータ軍と
ジョン・コナーが所属する人間のレジスタンス軍の戦争のお話です。

今回の作品は、前作までの痛快な娯楽作品というより、核戦争後の荒廃した世界を表現するため、かなりダークな映像とストーリーで展開されます。
「マッドマックス2」のようなすす汚れたダーティー感が好きな人はお勧めですが、女性にはどうでしょう?
私は大好きですが。ヾ（＞▽＜）ゞ ♪

　この映画でのお気に入りは、まずは、新種のターミーターの数々。
特にモトターミネーターとマーカス・ライト達が乗った車のカーチェイスは、まさしく「マッドマックス2」そのまま。
一番のお気に入りシーンです。（＾－＾）／／"" パチパチ

　次に配役の俳優陣の素晴らしさ。
今回の実質の主役のマーカス・ライト役のサム・ワーシントン。
ジェームス・キャメロンの新作にも抜擢された注目株です。

タフで温かみがあり、演技もとても上手です。
ラストのオチにブーイングする観客が多いのも、
サム・ワーシントンが魅力に溢れているからでしょう。

一応の主役のジョン・コナー役のクリスチャン・ベール。
名優ロバート・デニーロのように、数ヶ月で体重を30kg減量したり、45kg増量したりするプロ根性たっぷりの役者バカです。好きな俳優さんです。

感情の起伏をあまり表面に出す演技はしないものの、重厚な雰囲気をかもし出す渋い俳優さんです。
それほど個性的な印象は残らないものの、「バットマンシリーズ」「リベリオン－反逆者－」「マシニスト」など思い出してみると、けっこう主演作を観てきました。

今回の作品は、マーカスを主役に作られた脚本なので、損な役所だったと思いますが、存在感たっぷりに演じています。

カイル・リース役のアントン・イェチェルン、ブレア・ウィリアムズ役のムーン・ブラッド・グッドも魅力的です。

　今回の映画の残念な所。(=_=;)
「ターミネータ」・「ターミネータ2」のようなターミネーターの圧倒的な怖さが伝わってこない。

　「ダイ・ハード4」のような分かりやすくハラハラドキドキのアクションは少なかった。

　ストーリー的な矛盾点がけっこうたくさん。

スカイネットの暗殺リストに、なぜジョンやカイルの名前があったのか?

カイルを捕まえて、なぜすぐに殺さなかったのか?

まだ高度なターミネーターが開発されていないのに、なぜ T-リップス(マーカス)を作れたのか?

マーカスは、なぜ自由意志を持ったままなのか?

人間の意思を持ったままだと、スカイネットの敵になるのはあきらかなはず。

スカイネットの人間っぽい所。

スカイネットの基地は侵入しやすぎ。あまりに無防備。

それから、一番の残念な所は、ラストのオチ。
まともな倫理観があったら、誰でも首を傾げるはず。

当初別のクライマックスとして、マーカスがジョンの顔をつけてジョンになるという設定もあったそうです。
今回の作品は、人間とロボットの関係に焦点を当てたお話なので、
爆風で手足が吹き飛んで瀕死のジョンが、亡くなってしまったマーカスの手足をつけるとか、サプライズ的なクライマックスがほしかった。

　賛否両論の評価の作品ですが、待ちに待った新シリーズが始まったので、まずはよかったです。＼（＾-＾）／
マイ評価は70点!!!

関連記事
ターミネーター展　　　　　 https://at-pa.seesaa.net/article/200906article_3.html
岐阜旅行6/ターミネーター　https://at-pa.seesaa.net/article/200904article_6.html
人間そっくりなロボット　　 https://at-pa.seesaa.net/article/200906article_4.html

クリスチャンベール　モトターミネーター