市原中央高等学校合格、おめでとう!

先生、受かりました。」
おゆみ野教室のレッスン中に、そのうれしい電話はかかってきました。



 Kさんがアトリエのあすみが丘教室に入会したのは、去年の3月でした。

まだデッサンの経験はなく、石膏デッサンからのスタートです。
円柱・立方体・球の基本的な石膏デッサンを通して、物を観察する・物を描写する基本的な技術を学びました。



 週一回のレッスンと時々の追加レッスンのの受講により、静物デッサンに取りかかれたのは8月になってからでした。

静物デッサンは、石膏デッサンで身につけた基本的な技術の応用になります。
また、静物が複数ある事により、色・質感の比較をしたり、遠近感を表現しなければなりません。


最初の課題は、静物デッサンに慣れさせるために、少ない個数で形も割と描きやすい静物を選びました。
それでも制作時間は16時間を超えました。ちなみに試験時間は2時間。
Kさんはこの結果を突きつけられて、現実と達成しなければならない目標の差にさぞかし戸惑いを感じたことでしょう。

デッサンは、体験により知識と技術が身につくものなので、とにかく頑張るしかありません。
kさんは不安を口に出すこともなく、デッサンの枚数を重ねてゆきました。

試験ではどのような静物が使われるのか分からないので、いろいろな静物のデッサンを体験します。
初めての静物は、慣れるまで当然難しいものです。
繰り返しデッサンを製作する事により、技術は確実に上がってゆき、製作時間も短くなってゆきました。


12月になり、入試まであと一月。いよいよ最後のラストスパートです。
Kさんの頑張りは加速してゆき、月末にはついに3時間ほどで作品が完成できるようになりました。


画像 

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック