体の中のアマビエさま

 クリエイトコースのNさんが、「アマビエさまをイラストに描いてきました。」と絵を見せてくれました。
「甘海老さま?」

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なに、それ????

後で調べて分かったのですが、「アマビエ」という妖怪の姿を描き写すことで新型コロナウイルス感染症の”予防”になるご利益があるといわれ、Twitterでは2020年2月頃から「アマビエ」の姿を描いたイラストの拡散が始まったようです。


そもそも「アマビエ」とはどんな妖怪?

外見は人魚のようで、鳥に似たくちばしがある妖怪で、江戸時代の肥後(熊本)にただ一度だけ現れたと記録が残っています。「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」と言いのこし、海へ消えたと言われています。
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ただし、「アマビコ」という同種の妖怪の誤記という説が一般的です。ちなみにアマビコは、九州地方を中心に伝わる3本足の猿のような姿をしていて、予言を行い病を除けるという妖怪だと言われています。・・・アマビエの方が少し可愛いかも。(ごめんなさい。)
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今回のように流行病が流行った安政5年(1858)には、コレラ(当時はコロリ)除けとして「猿に似たる三本足の怪獣」のお札が江戸市中で広く売られたり、
明治15年(1882)には、東京の絵草紙屋(娯楽書や浮世絵の店)で「三本足の猿の像」が「コレラ除けのお守り」として売られました。これは完全にアマビコですね。

有名な漫画家さんやイラストレーターさんもなど多数「アマビエ」のイラストを描いています。

大御所の漫画家の水木しげるさんの水木プロダクション公式ツイッターで、「水木しげるのアマビエ原画」が公開されました。

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他にも、イラストレーターの中村佑介さん
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イラストレーターの東京モノスケさん
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など多数のイラストがSNSにて見つけられます。

みなさんも「アマビエ」の絵を描いてみませんか?
絵のデキなど気にする必要はありません。描くことが大事なのですから。


 ちなみに11月24日に、コンビニのミニストップから「アマビエパフェ」の販売が始まりました。値段は240円(税別)。
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これを食べたら体の中から感染予防のご利益があるのでは・・・と大いなる期待を胸に、ミニストップに向かいました。
午後動き出したのがまずかったのか3軒目にして、初めて商品を一個だけ見つけられました。

外観はアマビエの顔を中心に作られています。
たくさんの色を使っているので、見た目はかなりカラフルです。
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んっ。ケーキの顔をよーく見てみると・・・・・これって、ダウンタウンの浜ちゃんでは?
いやいや、偉大なるアマビエさまだと心に思い込ませて、パクリ。

ムース系の食べやすいケーキです。
生クリームやもっと多めのスポンジケーキを入れてくれたらもっと美味しいかもしれませんが、大事なのは体の中にアマビエさまがいること。


これで年末年始安心して過ごせるかな。

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