空に浮かぶ巨大な顔

今月の16日に、東京の空に謎の巨大な人の顔が浮かびました。
顔の大きさはビル6、7階分に相当します。
いきなり見た人は、さぞやギョッとしたでしょう。
顔の作品を偶然目撃した人が撮った写真はSNSでしばらく話題になりました。
これは東京オリンピックを盛り上げるために、3人組の現代アートチーム「目」 [mé]が企画した現代アート作品です。
予告されることなく1日だけのプロジェクトとして展示されました。
この作品は、メンバーのアーティスト荒神明香さんが、中学生のときに塾帰りの電車の中で見た夢に着想を得て作られました。
2013年に宇都宮美術館で展示された「おじさんの顔が空に浮かぶ日」という作品が元になっています。

顔のモデルは、年齢や性別、国籍を問わず世界中からひろく顔を募集され、1000人を超える中から選ばれた実在する一人の顔だそうです。

ディレクター南川憲二さんは「この“圧倒的謎”な作品を突如目にして何を感じるのかは人によってさまざまだと思う。けれど誰しも1秒だけ“無”になる瞬間が訪れるはずです。それを感じてもらえたら」と語っています。
アートはスポーツと違って正解はありません。
日常と違うものに触れて、足止まり考え想像することに意味があります。
できることなら、生で観たかったな・・・・。残念。
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