Aさんからの素敵なプレゼント

　 Aさんは、小学4年生の女の子。
今月いっぱいで、健康の事情で教室を退会することになりました。

入会した始めの頃は、まだ細かい作業が苦手で、作品をより魅力的なものにしようという意欲はそれほどありませんでした。
しかし、いろいろな課題を通して、手先が器用になってゆき丁寧に作品を作れるようになってきました。
また、上手に作品を作れるようになってきたためか、作品をより良くしようという向上心も育ってきました。

それだけに退会は残念でしたが、最後のレッスンの日に、紙袋を手渡してくれました。
その中には、お家の方からのお菓子の詰め合わせと、Aさんが手作りしてくれた工作の作品が入っていました。

その作品は一振りすると、畳まれた折り紙がビロロロロ~~~~~ンッ!!!!!と伸びまくって変化します。
「うわわわわっーーーー。」
あまりの変化に、と思わず声が出てしまいました。
実際に目の前で見せてくれましたが、その変化は不思議不思議。、とても楽しめます。

あとで作品を観察して見ると、一つの畳まれた折り紙の束には6枚の折り紙が使われていました。それが18個つながっています。伸びると、その長さは1mほど。

うれしいことに、一つの束ごとに使われいる色や柄は統一感があり、とても美しいのです。
作る作業はかなり大変だったはず。
しかも、何となく作ってくれたのではなく、一生懸命に作ってくれたのが分かり、とても幸せな気持ちになりました。
「Aさん、本当にありがとう。」

お別れになるのは残念ですが、Aさんの成長が誇らしくもあります。
機会がありましたら、また教室で会えるといいなと思っています。


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