バンクシーって誰 ?
バンクシーを知っていますか?
東京の天王洲の寺田倉庫で開催されている「バンクシーって誰 ?」展に先日行って来ました。
先ほどの質問の答えですが、とても単純に答えるとイギリスを舞台に活躍している謎の芸術家です。
バンクシーのプロフィールを簡単にご紹介します。
建物の壁面や公共物に絵を描く芸術家として有名ですが、政治活動家、映画監督の顔もあります。
ネットやSNSなどあらゆる情報が手に入れる時代に、正体が分からない芸術家なんて、漫画の登場人物のようです。
彼の作品の多くは、政治および社会批評をテーマに作られています。
その活動は合法と非合法をの間を行き来したものなので、捕まった時にその正体が分かるかもしれません。
バンクシ ーの作品は販売されていませんが、彼の公開された「展示」は定期的に転売されています。
また、少数のバンクシーの作品は、正式にPest Controlを通じて販売されています。
彼の映画は、2011年のアカデミー賞ベストドキュメンタリー部門にノミネートされ、2014年にWebbyアワード2014で年間最優秀賞を受賞しました。
彼の作品に興味がない人も、彼の作品が落札後にシュレッダーで切断された衝撃的なニュースを聞いた事があるかもしれません。
このニュースは世界中にまたたくまに行きわたり、バンクシーの名前をこれで初めて知った人も多いはずです。
イギリスのサザビーズオークションへ出品された彼の作品の『赤い風船に手を伸ばす少女』が約1億5千万円で落札された直後、額縁に仕掛けられたシュレッダにより作品の下半分が切断されたのです。
本人はインスタグラムで成功の喜びと共に仕掛けを仕込む様子を動画で公開した後、作品名を「愛はごみ箱の中に」に改題しました。
オークション会社はシュレッダーの存在を知らなかったと発表しましたが、話題作りにより作品の価値を上げるためのやらせだったと見る人もいます。
実際、再び出品されたこの作品は、約29億円で落札されました。
「バンクシーって誰 ?」展に足を運んで、バンクシーの事を初めていろいろ知りました。
バンクシーの作品は、政治および社会批評を風刺を込めながらアートという手段により表現しました。
アーティストは普通、自分の作品にそれぞれテーマを考えて表現します。
ただしバンクシーの作品は、一つ一つの作品というより、アートという手段として用いたことが、アートの概念を変えるきっかけになるかもしれません。
同じようにアートの概念を変えたアンディ・ウォーホルを思い出されます。
かってアートの絵は一枚絵という概念がありました。
アメリカのロイ・リキテンスタインやアンディ・ウォーホルが、大量印刷したポップアートを広めたのは衝撃的でした。
ポップアートとは、雑誌や広告、漫画、報道写真などの素材を大量印刷した作品です。
館内は、当時の街並みを再現してあり、雑踏の音響も観覧者の雰囲気を盛り上げます。
展示コーナーを出ると、ギフトショップがありました。
おすすめの商品は、「コップのフチ子」。
人気のあるガチャガチャの商品で、コップのふちにのっけられる可愛いOLのフィギュア。
今回は、「バンクシーって誰 ?」とコラボした楽しい商品です。
また、会場近隣のレストラン・カフェにて、特別コラボメニューを展開しています。
ティー・ワイ・ハーバー
https://www.tysons.jp/tyharbor/
スーホルム
https://www.soholm.jp/
ル・カラン 03-5479-3155
ワットカフェ
https://cafe.warehouseofart.org/
RIDE
https://ride-tennoz.tokyo/
興味がありましたら、ぜひ会場に足を運んでみて下さい。
アート作品は、直に観ることで心に感じることができるからです。
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