妖精のドア
可愛いらしくて、ちょっと中をのぞいて見たくなるもの
それは、妖精のドア(Fairies Doo)です。
1990年代、アメリカのミシガン州のアナーバーという町で、ジョナサン・ライトさんという童話作家が、子供たちが喜ぶように、自宅のマントルピース脇に小さなドアを作ったことが始まりでした。
彼のフェイスブック(https://www.facebook.com/FairyDoorsOfAnnArbor/)で、その画像を楽しめます。
この「妖精のドア」を使っている妖精たちは、「Who’s Behind the Fairy Doors?」(妖精のドアの後ろにいるのは誰?)という彼の本で見ることができます。
その後、妖精のドアは、アナーバーの町全体にが広まりました。
妖精のドアは、ただ立てかけるタイプから、内部まで作りこんだものまでタイプはいろいろあります。
評判を呼んで今では市内に20カ所以上存在して妖精マップが作られるほどとなりました。
さらにその人気は国内に収まらず、海を越えてイギリスにも広まりました。
イギリスのサマーセット地方にあるウェイフォードの森の、妖精のドアが有名です。
ウェイフォードの森は、“妖精の花”の別名を持つ紫色のブルーベルが咲きほこる美しい森です。
この森で「妖精のドア」が最初に見つかったのは2000年頃。
だれが最初に作ったかは分かりませんが、森の木々に小さな可愛らしい「妖精のドア」が次々に取り付けられました。
子どもが作った簡単なものから、中に装飾がほどこされたものや窓のあるもの、内部に小さなベッドなどの家具を入れてものまでありました。
妖精を信じている子どもたちから妖精にあてた手紙が、ドアの中に入ってることもありました。
「妖精の森」と呼ばれるようになり、そのうわさが広がることによりドアの数は増え続け、15年ほどで200個以上になりました。
イギリスはアイルランドと並んで妖精と深い関係性がある国です。妖精や精霊は非常に身近な存在とされています。
そのため、多くの観光客が訪れるようになりました。
妖精を信じる人、とりわけ子どもたちにたくさんの夢を与えたにちがいありません。
しかし、この「妖精のドア」により、この森は大きな危機を迎えることになりました。
「妖精のドア」を木につけるためにネジや釘が打ち込まれ、木に穴を開けてしまっている例も多く、木々は大きなダメージを受けました。
1本の木にドアが10個取り付けられていたものもあったそうです。
また、数が増えたこれらのドアを見つけて歩こうとする子どもたちや観光客によって、植物は踏み荒らされてしまいました。
森の美観や環境を損ねてしまう危険性があるため、ついに行政が動きました。
ドアの作成を禁止し、撤去することとしたのです。
しかたがありませんが、子どもたちにとって、想像力やファンタジーを与えてくれる夢のような場所がなくなってしまったのは、とても残念です。
この「妖精のドア」、とにかく素敵で可愛らしいので、ジュニアコースとクリエイトコースでもいつか作りたいなと思っております。
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