魅力的な絵の描き方2

 絵の魅力は、いろいろあります。答えは決まってません。

でも、一つでも描き方の例えがあると、描きやすいと思いますので、
アトリエで普段教えているアドバイスをご紹介します。


 例えば、リンゴの絵を描くとします。

着彩(野菜)30.jpg
テーブルに置かれたリンゴの絵。
・・・・・どうでしょう。楽しく感じられますか?

本物よりも超精密に描けば美しいでしょうが、ただの絵であれば当然面白味はありません。

 もし、このリンゴが動き出したらどうでしょう。
急斜面の坂をころがるリンゴだったら、なにかワクワクドキドキしませんか?
つまり動きを感じさせる「躍動感」をつける。

 さらにリンゴを追いかける人のうでを描く。
次の場面を見たくなるような「物語性」をつける。
上手な「物語性」のある絵は、そこから離れても、観た人の記憶にきっと残ります。

 また、絵は平面ですが実際のものは立体です。
だから絵をできるだけ「立体的」に描く。

 そして、作品に奥行きをもたせるために、「遠近感」をつける。

ここまでの工夫があれば、ずいぶん魅力的な絵になっているはずです。


 もし創造力がある方でしたら、普通のリンゴではなく、特別なリンゴにする。
リンゴの形をした家・リンゴの形をした宇宙船・・・など、創造力しだいで、作品は「個性的」なものになるはずです。

よかったら、試してみて下さい。



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