「ベルセルク」の奇跡の連載再開
「ベルセルク」は、掲載雑誌を変えながらも30年以上に渡って長期連載が続いていた、三浦建太郎氏の人気漫画です。
日本国内にとどまらず海外でも人気があり、41巻のそれほど多くない巻数にもかかわらず全世界累計発行部数は5000万部を突破しています。
また、2002年に、第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞しています。
内容は、身の丈を超える巨大な剣を携えた剣士ガッツの復讐の旅を描いたダーク・ファンタジー。
ハードな世界観なので生徒さんにはお勧めできない漫画ですが、その独特で壮大ななストーリと常識離れした緻密で迫力にあふれた絵が大好きで、全巻持っています。
ファンなら誰でもどういう結末になるのか楽しみにしていました。
しかし、とても悲しいことに、三浦氏は2021年に急逝してしまいました。
「ドラえもん」・「クレヨンしんちゃん」・「ちびまる子ちゃん」などのような人気のあるアニメは、原作者の作ったプロダクションやアニメの制作会社で、原作に近いストーリを作られているため、継続して楽しめます。
ただし、「ベルセルク」は、唯一無二の作品。
その続きを誰かが継続するのは不可能。
誰もが、どうしようもないその現実を受け止めてあきらめていました。
ところが、今年の6月7日に、三浦氏の親友の人気漫画家の森恒二氏の監修のもとで、連載が再開されとの発表がありました。
森氏は生前の三浦氏より完結までの全てのストーリーを聞かされていたとのことです。
作画は、三浦氏の弟子が所属しているスタジオ我画が行います。
大好きな未完の漫画が再開する。
漫画の神様からの最高のプレゼントです。
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