林明子の優しい絵本

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 小さい頃から絵本好きで、若い時には絵本作家を目指したこともあるので、現在でも絵本には特別な思いがあります。
いろいろな絵本が好きですが、絵本作家さんでは林明子さんの作品が特に気に入っています。

主に70年80年代の作品が多い、日本を代表する絵本作家の一人です。

林さんの描く子どもの絵がとにかく魅力的。

子どもらしさを感じるしぐさや表情を上手に切り取り、子どもの心情や次の場面を分かりやすく想像させてくれます。
アメリカのイラストレーターのノーマン・ロックウェルさんが描く子どもの絵のように、自分が子どもと同じ気持ちになれる楽しみがあります。

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また、パステル調の表現が、優しく心が包まれるような安らぎを感じられて好きでした。

林さんの絵を参考に子どもの絵をがんばって勉強したことがありますが、とてもマネできるようなものではありませんでした。

子供が小さい時は、いろいろ探して図書館で借りたり書店で買った記憶があります。
子供が大きくなった現在でも、『おいていかないで』・『ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ』は、まだ本棚にあります。

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 それから後で知ったのですが、複数の絵本にまたがって、遊び心たっぷりの遊び絵が隠されています。

『はじめてのおつかい』では、掲示板に貼ってある迷い猫を探す紙に書かれた電話番号が、当時の福音館書店編集部の電話番号とか。
複数の絵本に同じ登場人物が現れるなど。
同じ絵本でも、そういうものを探してゆくと違った楽しみ方ができるかもしれません。

 子供の絵本を探している方は、よかったら手に取ってみてください。


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