動物のキャラクターの描き方

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 漫画コースの初級編では、いろいろな課題を通して、描けるキャラクターの幅を広げてゆきます。
その中に、「動物」を描く課題があります。

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K.Sさん 中学2年生

漫画コースの課題なので、デッサン風に描くのではなく、キャラクターとして表現します。

資料を見ながら正確に描こうとすると、剥製のような置物のような存在になってしまいます。
感情移入できる存在としてのキャラクターを描く場合、その動物の特徴を少し誇張(デフォルメ)して単純化する必要があります。

人のキャラクターを描く場合は服を着ているので、画力が足りなくても何となく描けます。
それに対して動物を描く場合は、ごまかしが効かないので、とても難しく感じるかもしれません。
動物を描く場合は、箱型の立体を意識して描くと、絵にリアリティが生まれます。

愛らしい小動物を描くときは、顔を大きめに、全体的に丸っぽく描きます。
目の位置は、幼児を描くように顔の中心より下に描きます。そして、大きめに。

どう猛な動物を描くときは、顔を小さめに、全体を直線的に描きます。
目の位置は、顔の中心より上に描きます。そして、小さめの逆三角形に。モアイ像が良い見本です。

 次に具体的な動物の種別に対して、簡単に解説します。

描きやすい動物は、人間と同じ2本足で立てるものです。
サル・クマ・タヌキなど、アニメで活躍する人気のあるキャラクターもたくさんいます。

次に描きやすい動物は、4本足で立っているもの。犬・猫・馬・牛など。
犬・猫は圧倒的な人気があるので顔を描くことは多いかもしれませんが、体まで描くとけっこう難しいものです。 

人間からかなり離れた構造の鳥は、描く技術がさらにいろいろ必要になってきます。

一番難しいのは、一番人間からかけ離れた動物・・・・・、それは爬虫類です。今回はヘビを取り上げます。
ヘビが苦手な人も多いと思いますが、ヘビが描けると、ドラゴンも描けるようになります。🐍

かわいいヘビを描くこともあると思いますが、今回は美しいヘビ・迫力のあるヘビについて説明します。

ヘビの頭は、自分の手をヘビに見立てて描くことをお勧めします。
指先を伸ばして手に緊張感をもって形を作ると、けっこう美しい形になります。
特に親指の根元のふくらみを再現して描写すると、あごがの形が上手に描けます。

目の位置は、顔の中心より上に描きます。そして、小さめの逆三角形に。

ヘビの体は首元から少しずつ太くなり、胸を反らして地面についた部分が一番太くなります。
しっぽの少し手前から極端に細くしてゆきます。


長く細いものを描くとき、美しく表現する場合、くねくねのS字にしたり、らせんのようにうずまき型にすると魅力的になります。
とぐろをまいたポーズは、頭・体の下部・しっぽを線で結ぶと三角になり、安心感を感じさせます。

迫力を出す場合は、頭・体・しっぽを線で結んだ形が逆三角形・逆台形にすると効果的です。

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 興味があったら、ぜひお試し下さい。

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