アンドリュー・ワイエス -白の世界-

白は、純粋無垢で透明感のあるイメージがあり、昔から好きな色です。
現在でも白に対する思い入れは変わらず、部屋の内装・家具・家電はできるだけ白を中心にそろえています。
学生の時、たまたま手にしたアンドリュー・ワイエスの画集は、衝撃を受けました。
人物画・風景画、使っている割合にかかわらず、その美しい白に魅了されました。
白は、色がただ美しいだけではなく、余白の意味合いがあります。
一枚の絵に、物語性を感じ、そこに自分がたたんずでいる錯覚さえ感じられるほどでした。
その繊細で優しい筆のタッチにあこがれ、強く影響を受けたこともありました。
今に思えば、ワイエスの絵は観ているだけで安らぎがあり、悩み多き若い自分にそっと寄り添ってくれた大切な宝物のような存在だったのかもしれません。




アンドリュー・ワイエスは、1917年生まれの、アメリカを代表する画家の一人です。
戦前から戦後にかけてのアメリカ東部の田舎に生きる人々を題材に、水彩・テンペラを中心に作品を残しています。
人種差別や弱者に対する優しい目線の絵も多いようです。
現在でも、大好きな画家の一人です。
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