『特別展アリス』―へんてこりん、へんてこりんな世界―
世界中で圧倒的な人気がある児童小説『不思議の国のアリス』が誕生して160年経ちます。
その魅力は色あせることなく色々な分野に多大な影響を与えています。
現在、森アーツセンターギャラリーでは、「アリス」の歴史と魅力を十二分に楽しめる展覧会https://alice.exhibit.jp/works/が開かれています。
「アリス」の原点は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが知人の娘たちに語った即興の物語が始まりです。
主人公のモデルは、次女のアリス。
後に、ルイス・キャロルのペンネームで書いた『不思議の国のアリス』が1865年に刊行。1871年に、続編の『鏡の国のアリス』が刊行されました。
好奇心旺盛な少女が、自分の知らない新しい世界に飛び込んでゆく物語。
この設定は、単純に物語としての面白さだけではなく、成長に伴う心理学としても幅広く研究されました。
私自身好奇心旺盛なので、常に新しいものに心惹かれます。
散歩していても、知らない道があればつい歩いてみたくなります。
結果が大事なのではなく、そこで新しい体験をすることに価値があると思っているからです。
そのためアトリエの課題も、作り始めから最後の作品が想像できないような課題や、非日常的なワクワクする課題をできるだけ取り入れているようにしています。
話を「アリス展」に戻しますが、「アリス」が後年これだけ人気があり続けられるのは、ジョン・テニエルの挿絵の影響も大きいと思います。
現代は映像の時代だからです。
「アリス」や奇抜なキャラクター達は、映画・絵画・漫画・ファッション・音楽、いろいろな分野でさらに革新的な変化や進化を続けながら表現されました。
アリスに関係する貴重な約300点の展示物が「アリス」好きの観客をたっぷりと楽しませてくれます。
映画や絵画に関してはある程度知っていたものの、ファッションや舞台芸術での「アリス」はまるで知らなかったので、とても興味深いものでした。
ちなみに映画が大好きなので付け加えると、同展で紹介されていた「アリス イン ワンダーランド」( ティム・バートン監督。日本公開年2010年。 )は、よく知られている個性的な名作です。私も大好きです。
しかし今回紹介されていなかった「ミラーマスク」( デイブマッキーン監督。日本未公開。)も、シュールリアリズムの世界に飛び込んだような映像をたっぷり楽しめるとても個性的な作品です。ただし、ダークな雰囲気たっぷりなので、観る人を選ぶ作品ではありますが。
また、展示物だけでなく遊び心にあふれた展示演出は、観客を「アリス」の世界にどっぷりと誘ってくれるので、あまり興味がない連れの方もそれなりに楽しめるはずです。
「アリス」が好きな人は大満足できる展覧会です。興味がある方はぜひ足を運んでみて下さい。
会場を出ると、ながめの良い展望室や、「アリス」関連の料理やスイートを提供してくれるカフェがあります。
●会期 2022年7月16日(土)~10月10日(月・祝)※会期中無休
●会場 森アーツセンターギャラリー[六本木ヒルズ森タワー52F]
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その魅力は色あせることなく色々な分野に多大な影響を与えています。
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「アリス」の原点は、イギリスの数学者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが知人の娘たちに語った即興の物語が始まりです。
主人公のモデルは、次女のアリス。
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この設定は、単純に物語としての面白さだけではなく、成長に伴う心理学としても幅広く研究されました。
私自身好奇心旺盛なので、常に新しいものに心惹かれます。
散歩していても、知らない道があればつい歩いてみたくなります。
結果が大事なのではなく、そこで新しい体験をすることに価値があると思っているからです。
そのためアトリエの課題も、作り始めから最後の作品が想像できないような課題や、非日常的なワクワクする課題をできるだけ取り入れているようにしています。
話を「アリス展」に戻しますが、「アリス」が後年これだけ人気があり続けられるのは、ジョン・テニエルの挿絵の影響も大きいと思います。
現代は映像の時代だからです。
「アリス」や奇抜なキャラクター達は、映画・絵画・漫画・ファッション・音楽、いろいろな分野でさらに革新的な変化や進化を続けながら表現されました。
アリスに関係する貴重な約300点の展示物が「アリス」好きの観客をたっぷりと楽しませてくれます。
映画や絵画に関してはある程度知っていたものの、ファッションや舞台芸術での「アリス」はまるで知らなかったので、とても興味深いものでした。
ちなみに映画が大好きなので付け加えると、同展で紹介されていた「アリス イン ワンダーランド」( ティム・バートン監督。日本公開年2010年。 )は、よく知られている個性的な名作です。私も大好きです。
しかし今回紹介されていなかった「ミラーマスク」( デイブマッキーン監督。日本未公開。)も、シュールリアリズムの世界に飛び込んだような映像をたっぷり楽しめるとても個性的な作品です。ただし、ダークな雰囲気たっぷりなので、観る人を選ぶ作品ではありますが。
また、展示物だけでなく遊び心にあふれた展示演出は、観客を「アリス」の世界にどっぷりと誘ってくれるので、あまり興味がない連れの方もそれなりに楽しめるはずです。
「アリス」が好きな人は大満足できる展覧会です。興味がある方はぜひ足を運んでみて下さい。
会場を出ると、ながめの良い展望室や、「アリス」関連の料理やスイートを提供してくれるカフェがあります。
●会期 2022年7月16日(土)~10月10日(月・祝)※会期中無休
●会場 森アーツセンターギャラリー[六本木ヒルズ森タワー52F]
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