イマーシブミュージアムに行ってきました: ぱれっと日記

2022年08月23日

イマーシブミュージアムに行ってきました

　以前当ブログでご紹介した「イマーシブミュージアム」に行ってきました。
「イマーシブミュージアム」は、巨大空間の壁面・床面にアート映像が投影され特別な音響効果が組み合わさることで、絵画を体感できる展覧会です。

今回展示される作品は、19世紀のフランスの印象派を代表する、モネの「睡蓮」やドガの「踊り子」ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」など、8人の画家による約70作品。

館内に入ると、すでに映像が投影されていました。同じプログラムを繰り返し流しているようでした。

メインの二面の壁を中心に、扇型の配置で観客がすわって鑑賞していました。
床には、すわるための丸いクッションやヨギボーのような大きめのクッションが並んでいます。
大きめのクッションには、寝転びながら鑑賞している人もいました。

重低音の音響をたっぷり楽しむのでしたら、後方の壁際がお勧めです。

映像は、作品の画像をただ投影するだけではありません。
漫画のコマ割のように作品を重ねたり、大きさを変えたり、さまざまな工夫された構成で演出されていました。

また、作品の風景を3Dのように遠近感を感じさせる加工や、池の水が動いているような加工がされていました。

　ただし、館内に入ってまず思ったこと。
それは、天井や観客が目に入りとても気になる、でした。

映像を投影するプロジェクションマッピングは、これまで色々な施設やイベントで観てきました。
美しい映像だけを楽しむには、自分の手元も見えないぐらいの暗闇が必要です。
今回展示された印象派の名画は淡い色調の画風のため、特にそう感じたのかもしれません。

プログラムとプログラムの間に流れている名画でない映像が一番美しく感じました。
天井や床が暗く、色あざやかな映像が気持ち良かったからです。

体験型ミュージアムとしては、「チームラボボーダレス」が一番お気に入りです。

　垂れ幕をめくり、外へ続く廊下はとても幻想的。
入り口にこの廊下があれば、演出効果は抜群な気がします。

けっこう評判が良い展覧会ではあるので、自分の目でぜひお試し下さい。

●会期　2022年7月8日（金）〜2022年10月29日（土）
●会場　日本橋三井ホール　銀座線・半蔵門線「三越前」駅から直結

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