低学年の生徒さんへの声のかけ方
幼児教育の基本になりますが、立っている低学年(園児)の生徒さんに話す時は、できるだけ生徒さんの目線まで腰を落として話すようにしています。
街で幼い子を連れた親子を目にする時、もし自分があの幼い子だったら大人って巨人に見えるよな、と思うことがあります。
低学年の生徒さんにとって大人は、見かけも話し方もきっと怖い対象です。
そうした前提で、できるだけ壁を取り除いて接するように努力しています。
小学生に指示する場合は、三つまで。
それ以上の指示は、最初の指示に対する行動が終わってからするようにしています。
低学年の生徒さんや、聞いて覚えることが苦手な子によってはさらに減らします。
できなくても大丈夫。慣れてくるとできるようになります。
大人は複数の事をかなり先まで理解して行うことができますが、それは優秀なのではなくて経験を重ねたからです。
生徒さんに対して、できるだけ良いところをほめるようにしています。
低学年の生徒さんにとっては、考えること、制作すること、初めてのことが多いので、作品を作るだけでも大変な努力が必要です。
そこで、低学年の生徒さんは特に積極的にほめています。
喜ばすためだけではありません。
何となくはほめることはしません。具体的にできた事柄や良かった点に対してほめています。
ほめられて、以前と違い〇〇ができるようになった事に自分で気づいてもらいたいからです。
レッスンでの会話は、マスク越しになります。
笑顔で接していても、マスクから出ている目だけでは、伝わる表情は3割ほどになります。
笑顔の印象は口元の方が圧倒的に分かりやすいものです。
少しでもこちらの意思が伝わるように、声に抑揚をつける・表情やしぐさをおおげさにする・説明が分かりやすいように具体的に簡潔に話すなど、気をつけています。
生徒さんの学年によって、話し方を少しずつ変えています。
たまに、高校生の生徒さんにうっかり低学年の生徒さんへの話し方で話してしまう失敗もあります。
生徒さんへの声のかけ方を工夫するのは、生徒さんの成長につながることを期待しているからです。
アトリエには10年以上通われる生徒さんが時々います。
小学1年生の時に入会した頃、自信がなく弱々しかった子が成長して、技術や経験を身につけ、夢を語る高校3年生になったのを見ると、うれしさがこみあげてきます。
これからも自分なりにいろいろ情報を集めて、生徒さんが楽しくレッスンに取り組み成長できるように、努力したいと思っています。
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