『星の王子さま』に学ぶこと

　『星の王子さま』は、フランスの作家サン=テグジュペリが書いた児童小説で、1943年にアメリカで出版されました。

大好きな本で、読む年齢で違った感想を持てる、不思議な本です。
作者自身によるさし絵は、けっして上手には思いませんが、文章と一体化されていて記憶から離れない魅力があります。

今回ご紹介したいエピソードは、王子さまが星から星への旅の途中で出会ったいろいろな人物についてです。



権力が大好きな王様。
感心されることが好きなうぬぼれ男。
数を数えて金持ちになりたい実業屋。

これって、いわゆる成功を目指す大人の姿を表現したものではないでしょうか。



王子さまは最後、命をかけて自分の星へ帰ります。
その理由は、うぬぼれ屋で強がりでさみしがり屋のバラのため。

特別なバラではないけど、自分にとっては特別なバラ。



　大人になると、高い地位や財産を追求するために一生懸命に努力します。
しかし意外と、幸せのためだけはなく、人からどう見られるかを意識してるいる部分もあるのかもしれません。

大切なことは、特別なことではなくて、自分にとって本当に価値のあるものを見つけること。
それを見つけるのは簡単ではありません。
ても、もし見つけられたら・・・本当に、素晴らしいと思います。

意外と手の届かない向こう側ではなくて、案外すぐ近くにあるものかもしれません。

それを見つけるために、たくさんの経験を重ね、たくさん考えてみて下さい。


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