『IMAGINARIUM』-janaida展-

立川で現在開かれている、janaidaさんの個展IMAGINARIUMに行ってきました。
junaida(じゅないだ)さんは、京都在住の画家です。
著書の絵本が、ボローニャ国際絵本原画展を始めとして多数受賞されている、とても有名な作家でもあります。
最近の作品では、『怪物園』・『Michi』・『街どろぼう』(いずれも福音館書店)があります。
今回の展示は、junaidaさんの初の大規模な個展です。https://play2020.jp/article/junaida/
会場は、立川のPLAY!MUSEUM。
400点を超える原画が展示されています。
会期は、2022年10月8日(土)―2023年1月15日(日)
会場入り口には大きく開かれた巨大な絵本が飾ってあり、自撮りできるコーナーがあります。

<今回の個展は、インスタレーション(作品だけではなくて、室内や屋外の空間全体を作品として観客を体験させる芸術 )を意識した展示に感じられました。
心地よいBGM。壁に映る『怪物園』の巨大アニメーション。空間デザインは、建築家の張替那麻(Harikae)さんが演出。




絵本の中のjunaidaさんの絵は、緻密な表現に誰もが度肝を抜かれるはずです。
細かく絵をながめてみると、それぞれの登場人物や建物・自然の背景にドラマが感じられます。
まるで経験したことがないイメージの森を歩き回わり、喜びや驚きに出会える感覚です。
そして、色が美しい。
中心になる色を心地よく味わえるように、たくさんの色がシャワーのように目に飛び込んできます。
赤と黒の組み合わせの絵が、特に気に入っています。








壁の下の方に小人が隠れていました。

遊び心のある演出、大好きです。
junaidaさんのコアなファンもちらほらいらっしゃいました。
絵の人物のファッションに寄せたファッションなので、すぐに分かります。
特に人気が高い黒い帽子と赤い服を着た女の子の絵を、同じ格好をした少女がながめている様子は、それだけでアートそのもの。
絵本の絵ではなく、アート作品の一枚絵も展示されています。
独創的な発想で描かれていて、スタイリッシュな美しさがとても魅力的です。



想像の向こう側をたっぷりと堪能できた素晴らしい個展でした。
会期は来週の日曜日まで。
会場の場所は遠いですが、お勧めのの個展です。
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