幼い時期に触れさせてあげたい色の世界
生まれたばかりの赤ちゃんが認識できる色は、黒から白までのモノクロのみです。
赤ちゃんの色彩感覚は、誕生後に急速に発達します。
最初に認識できる色は赤です。
それから、数週間後に黄・オレンジ・緑を認識できるようになります。
1カ月後には黄色と緑を区別し、3カ月後には赤と黄色を区別できるようになります。
4カ月後に大人と同じ色彩感覚を得られるとのことです。
ただし、視力はあまり良くなく、形の違いがはっきり分かるのが3歳頃。
5~6歳で、ようやく大人と同じ位の視力を持つようになります。
そのため、赤ちゃんが好む色は、はっきりと見える色。そして、赤・黄色・オレンジなどの、暖かさを感じる色です。
また、赤ちゃんは丸い形を好みます。
赤ちゃんがガラガラのおもちゃを好むは、そのためです。
アンパンマンが乳幼児に絶大な人気があるのも当然かもしれません。
この時期の子どもが触れる色は、パステルカラーよりも、はっきりと見える色(原色)の色の方が適切です。
暖かさを感じる色だけでなく、寒さを感じさせる色も触れさせてあげて下さい。
暖かさを感じる色を美しく感じるには、寒さを感じさせる色が近くにある方が効果的だからです。
できるだけたくさんの色を用意してあげて下さい。
大人が好む色に興味を持つのは、まだ先の話です。
視力が上がる幼児期は、好む色が変化してゆきます。
学研の調査結果によると、性別によって好む色が違う傾向があります。
男子の3〜5歳の好きな色ベスト3は、青・赤・緑。
女子の3歳の好きな色ベスト3は、ピンク・赤・青。
女子の4〜5歳の好きな色ベスト3は、ピンク・赤・水色。
色彩感覚を豊かにさせるために、この時期には、さらにたくさんの色を子どもたちに触れさせてあげて下さい。
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