絵を魅力的に描くために必要なデッサン力について

「円柱」N.Sさん.中1.jpg
「デッサン(円柱)」 N.Sさん 中学1年生

Sさんがクリエイトコースで初めて描いたデッサン作品です。明暗や質感を上手に表現できています。


 魅力的な絵を描くためには、デッサン力・構成力・色彩力・創造力が必要です。
特にデッサン力は、他のものと違い客観的に評価しやすいため、試験に組み込まれることが多い傾向があります。

テッサンとは何か?
デッサンは、一言で言うと、モノを正確に観察して正確に表現する事です。

なーんだ、簡単じゃないと思う人がいるかもしれませんが、これがなかなか難しい。
なぜ難しいのか?

モノを見る時、その時の気持ちや周りの色や形によりかなり違ったモノに見えるはずです。
カメラのように機械的に見るのではなくて、頭が認識して初めて見えるからです。

そのため、テッサン力を身につけるには、体験と知識がなくては難しいものです。
テッサン力は積み木のようなものです。体験を積み重ねることで習得してゆきます。


 アトリエぱれっとでは、初めてデッサンを勉強する人は、石膏デッサンから始めます。
石膏は白いので、色に影響されずに製作できるからです。
※暖色(暖かく見える色)は大きく見え、寒色(寒く見える色)は小さく見えます。

円柱・角柱・球の3つの石膏をデッサンします。
人体・人工物・自然のほとんどは、この3つの形の組み合わせに置き換えることができるからです。

この後、デッサンを希望する人は・静物デッサンへ進めてゆきます。

 最初の頃は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると自分の技術の成長を感じることができるため、やりがいのある経験になるはずです。


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