上手に笑えなくでも大丈夫

笑顔.jpg

 子どもの性格は、いろいろ。
誰とでも気軽に話せる子もいれば、あいさつすら恥ずかしくて苦手な子もいます。

アトリエに通ってくれる子にも、幅広くさまざまなタイプがいます。

創作する事が好きな子は、感受性が強いため、内気で口下手な子もけっこういます。

絵や工作(造形)は、自分と対話しながら作るものです。
言葉にするのが苦手でも、完成された作品は、雄弁に作者を語ってくれます。


私自身も若い頃はとても人見知りでしたが、創作する行為にずいぶん助けられた気がします。

 以前ジュニアコースに通っていたKさんは、小学生3年生に入会した女の子。
とても恥ずがしがり屋で、どんなに声をかけても、声を出さずにうなづいたり手を振って答えることしかできませんでした。

それでも魅力的な作品が完成した際にほめてあげると、Kさんの喜びが無言ながらも伝わってきました。

6年生の夏頃、こちらの声がけに対して、笑顔ときちんとした会話で返してくれるようになりました。

人はたくさんの体験をすると、成長して変わってゆきます。

私自身も内気な性格にも関わらず、数え切れないほど多くの人と関わる現在のアトリエの仕事をするようになりました。

 内気なお子さんに対しても、返事がなくても こちらからいろいろな声がけをします。
正直ウザがられているかもしれません。
それでも、こちらが思っている大事な言葉や考えは伝えるようにしています。

あいさつする時、近づいて耳元に小声で一生懸命に声を出す 小学生のRさん。
前より少し声が大きくなった時は、心の中でガッツポースを取っています。

 大事なことは行動すること。
やめてしまったら、そこで止まります。


動いていたら、何かのきっかけで大きく変わることがあります。
そう信じながら、子どもたちと楽しみながら接しています。


関連記事

低学年の生徒さんへの声のかけ方
https://at-pa.seesaa.net/article/491796288.html
保護者からのありがたいお手紙
https://at-pa.seesaa.net/article/488838473.html
子どものメンタルヘルスとアトリエぱれっと
https://at-pa.seesaa.net/article/488200568.html
元気をもらえる相田みつを美術館
https://at-pa.seesaa.net/article/498653330.html
新しいドアと新しい景色
https://at-pa.seesaa.net/article/202202article_6.html
人見知りだけど、大丈夫?
https://at-pa.seesaa.net/article/202110article_5.html
マスク越しのコミュニケーション
https://at-pa.seesaa.net/article/202106article_5.html
思春期の心の葛藤と成長
https://at-pa.seesaa.net/article/202103article_15.html
一番好きな、相田みつの詩
https://at-pa.seesaa.net/article/202010article_8.html
今日が変われば明日が変わる-不登校のお子さんへ-
https://at-pa.seesaa.net/article/202002article_1.html
人生に失敗など存在しない
https://at-pa.seesaa.net/article/201911article_5.html
不登校のお子さんが歩む最初の一歩
https://at-pa.seesaa.net/article/201404article_4.html
野村監督の心に残る名言
https://at-pa.seesaa.net/article/200911article_6.html
学校が苦手でも・・・
https://at-pa.seesaa.net/article/200907article_2.html
「気まずい二人」
https://at-pa.seesaa.net/article/200810article_4.html
だいじょうぶ     
https://at-pa.seesaa.net/article/200807article_3.html
相田みつを美術館   
https://at-pa.seesaa.net/article/200806article_10.html
壁を乗り越えるために 
https://at-pa.seesaa.net/article/200805article_2.html
少しだけ自分が好きになる絵本 
https://at-pa.seesaa.net/article/200803article_5.html

この記事へのコメント