観る者を圧倒する、Mくんの新作

「イラスト」M.Kさん.研究生.jpg

 Mくんは現在大学生の男子です。研究生としてアトリエへ通っています。
中学1年生から通ってくれているので、一番長く在籍している生徒さんです。

入会した当初の印象は、漫画が好きな普通の男の子。
失礼な言い方をすると、絵の技術は年齢相当でした。

M.kくん.中1.jpg

ただし、Mくんは他のお子さんが持っていない最大の武器を持っていました。
それは、聞き入れる力。

中学生ぐらいのお子さんの場合、思春期の真っ只中で、人からのアドバイスを受けるのが苦手です。
技術が上がっていくと、なおさら耳を閉ざしてしまうことがあります。

こちらから知識や技術を強要することはありません。
あくまで伝えるだけなので、受け入れるかは自由です。

とても才能があるお子さんでも、聞き入れる力がないと、技術が伸びるのに時間がかかります。
絵に正解はありません。
ただし、自分を成長させたいのであれば、積極的に新しい知識や技術を吸収するべきです。


Mくんは、アドバイスを聞き入れるだけでなく、自分に厳しくとても丁寧に制作します。
そのため完成までには時間がかかりますが、仕上がった作品は素晴らしい魅力があります。

 高校1年生の時に、アトリエで初めて描いた作品。

M,Kくん.高1.jpg

主人公に絡みついた帯が、遠近感と躍動感を効果的に演出しています。
モノクロの世界ですが、色の対比がとても上手です。

 そして、今回ご紹介する作品は、高校2年生から制作を始めた作品です。

「イラスト」M.Kさん.研究生.jpg

説明はしませんが、この作品には物語があります。
作品を描く時、自分の中に世界観がきちんとあれば、絵に現実感が生まれます。
ファンタジーを描く場合に、この現実感はとても大切な要素になります。

作品の隅々まで見応えがあり、いつまでもながめていたい力強い魅力があります。記憶に残る名作です。


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