小・中学校の不登校者数は、過去最高
学校に行けないお子さんが、とても増えています。
令和4年10月に文部科学省が発表した小・中学校の不登校の人数は、約24万5000人。過去最高になりました。
不登校の定義は、年間30日以上学校を欠席していること。
年間30日未満である不登校傾向の中学生も、約33万人もいます(全中学生の10.25% )。
学校にいけない明確な原因がある場合もありますが、いろいろな要因が絡みあっている場合もあります。
原因がもし解決するのであれば、それが一番望ましい方法だと思います。
ただし難しいのであれば、見方を変えて、行動を変えるのも選択の一つだと思います。
たとえば、公的な支援施設・フリースクール・習い事教室など。
行動を変えれば、考え方が変わる場合があります。
新しい世界に触れることで、今までとは違う広い視野を持てるかもしれません。
それにより、悩みが解消されることもあるはずです。
アトリエぱれっとには、常に何人か不登校の生徒さんが通われています。
お家の方から話していただいて不登校だと知るのですが、いろいろな場合があります。
入会の時に、話していただく場合。
入会してから、話していただく場合。(入会後、不登校になるお子さんもいるため)
お家の方から話がない場合もあると思います。
アトリエに来たからといって、すべてが変わるわけではありません。
ただし、何かが変わるきっかけになるかもしれません。
絵を描く技術を身につける事で、自信が持てる。
家族以外のコミュニティに参加する事で、他人とのコミュニケーションの機会を作れる。
将来の目標や夢を持てる、など。
若い頃、教員養成の大学に進学しました。
その動機は、自分自身が学校を苦手にしていた子どもだったからです。
自分の個性に気づき自信を身につければ、世界が変わる。
悩んでいる子に、そう伝えたいという想いがあったのです。
最初はこちらの問いかけにうなづく事でしか答えられなかったのに、自分の考えを話せるようになった子がいます。
時々休みながらも通い続けて、高校へ進学した子がいます。
バイトやボランティアに参加していると、うれしそうに話してくれた子がいます。
最初の第一歩が踏み出せることを、心から願っています。
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