市原湖畔美術館
先日、車で市原湖畔美術館に行ってきました。
場所は、小湊鉄道から歩くと20分。
千葉県一の貯水面積の高滝湖のほとりにある、小さな美術館です。
美術館前から湖をながめると、豊かな自然をたっぷり味わえます。
1995年に開館した「市原市水と彫刻の丘」をリニューアルした美術館で、市原市の市制施行50周年を記念して2013年に誕生しました。
以前時々立ち寄った時には、仮面ライダーやゴジラのユニークな企画展が行われたり、体験型ワークショップなどの個性的なイベントが行われていました。
現在はどうなのでしょう?
今回出かけたのには、理由がありました。
現在、『市原湖畔美術館開館10周年記念展』として、 8 人のアーティストたちが作品を展示しています。(〜2023年9月24日)
その中の一人の松隈健太朗さんの作品を観るためです。
松隈健太朗さんは、私が趣味で習っている木彫作家の立花光朗さんの知人で、今年2月に病気により逝去しました。
今回展示されている作品が遺作になると聞かされました。
アーティストの作品というのは、人に観られることに価値があります。
作品を鑑賞することで、少しでも供養になればという想いを心に抱いて観てきました。
木の中に存在する何かを、こんなにも不思議で個性的に表現できるのだと、驚きを感じました。
木彫作品は、展示する空間と作品に当てる照明により、まるで違った仕上がりに見えます。
遺作が、このような素晴らしい舞台で展示されることになり、故人もアーティスト冥利に尽きるのではないでしょうか。
ご冥福を心からお祈りいたします。
美術館は曲線が多く、展示室ごとに違った趣があります。
屋上にも作品がありました。
作品越しに、高滝湖の湖が見えました。
夏休みの自由研究に取り組める自由研究ルームもあります。
人気があるピザカフェも併設しております。
興味があれば、ぜひ足を運んでみて下さい。
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市原市水と彫刻の丘
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