野又穫 「Continuum 想像の語彙」
どこか懐かしさを感じつつも、見たことがない美しく奇妙な建物。
初めてネットで見た、野口さんの絵画の印象です。
私はSF映画が大好きです。
その好きな理由の一つは、見たことがない架空の建物や乗り物に出会えるからです。
現在、東京オペラシティ アートギャラリーにて野又穫さんの個展が開かれています。
第一印象に導かれて、先日観て来ました。
東京オペラシティ アートギャラリーは初めての訪問です。見上げるほどの天井の高さ。
スタッフに聞くと天井高がなんと6m。場所によっては、そこからさらに天井が高くなっています。
圧倒的な開放感があります。
並べられた野口さんの作品は、どれも繊細で透明感があります。
絵画的な魅力を感じつつも、やはり一番の魅力に感じたのは、奇想天外なデザインの建物。
新しいのに、懐かしい。
いつまでも観ていたい、美しさがあります。
部屋ごとにテーマが変わり、照明を変化させるなど、美術館の質の高い演出も楽しめます。
観終わった後、心からあふれ出す満足感に包まれました。
とてもお勧めの個展です。
ちなみに、野又穫さんは、実在しない建造物を絵画として独自の視点から描き続けている美術家で、現在 女子美術大学の教授をされています。
野又穫 「Continuum 想像の語彙」
https://www.operacity.jp/ag/
♦︎会期 2023年7月6日(木)~2023年9月24日(日)
休館日 月曜日 / 時間 11:00~19:00
♦︎会場 東京オペラシティ アートギャラリー (京王新線 初台駅東口下車 徒歩5分)
♦︎入館料 一般 1,400円 大・高生 800円 中学生以下 無料
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