アドバイスにユーモアを

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 技術を伸ばすには、問題点を理解して改善しなければなりません。

人から問題点を指摘されたり、アドバイスを受けるのが苦手な子もいます。
子どもだけでなく、大人の人も同じかもしれません。

そのような時、ちょっとしたユーモアを加えてアドバイスをしています。

 例えば、はさみで切る時。

椅子の背もたれに背中をつけて作業をすると、姿勢は楽ですが、切る対象物から距離があるのできれいに切れません。
また、切りカスがテーブルの手前から床へとたくさん落とします。

そこで、このように言ってあげます。

「ふんぞり返った社長になっているよ。おじぎしながら切ろうね。」

子どもたちは笑いながら、姿勢を変えます。
しばらくして、元に戻ったら、また言ってあげます。

「また、えらそうな社長さんになっているよ。丁寧におじぎしようね。」

 正確な線を描く時。

急いで描くと、形は雑になってしまいます。
上手に形を描けない子は、描き急ぐ傾向があります。

そこで、このように言ってあげます。

「かたつむりになったつもりで、ゆっくり描こうね。」

最初はゆっくり描いていても、元に戻ったら、また言ってあげます。

「うさぎさんになっているよ。かたつむりに戻ろうね。」

このようなアドバイスをする理由。
ストレスではなく、楽しみながら問題点を改善できるようにしてあげたいからです。


 もちろん、お子さんの性格や学年に合わせて、相手の反応を見ながら使っています。
相手の心に響かなければ、意味がありませんから。


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