与勇輝の ニングルと森の妖精
おもちゃではなく、アート作品として初めて好きになった人形。それは、与勇輝さんが作った人形でした。
与さんは、「世界が尊敬する日本人100」にも選ばれた、日本を代表する世界的な人形作家です。
出会いは、銀座松屋で開かれた『妖精の森 与勇輝展』。
それまでに知っていた人形は、美しさはあっても、人間とは違う人形としての魅力しか感じませんでした。
与さんの作る人形は、まるで別物でした。
木綿の古布を主に使用しているため、触らなくても質感が頭の中で想像できます。
また、最大の魅力は、子どもが持つ独特な表情や雰囲気を見事に表現していたからです。
子どもってこんな顔をするよな。
子どもの頃の自分を少しだけ思い出させてくれます。
絵本作家の林明子さんが描く子どもと同じ空気感を楽しめました。
与さんの人形の中でも特に好きなのは、北海道の原生林に棲むと言われている小さな人間(ニングル)と森の妖精たち。
作品集の表紙を飾る主人公のチュチュと沢の精は、特にお気に入り。
テレビ番組『徹子の部屋』に飾っていた人形を通して、与さんを知った方も多いかもしれません。
与勇気さんの人形は、河口湖の近くにある河口湖ミューズ館・与 勇輝館http://www.fkchannel.jp/muse/にて展示されています。
興味がある方は、河口湖に行く際にはぜひ足を運んでみて下さい。
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