杉山寧 変わり続ける日本画の巨匠
心をわしづかみするような大胆な色使い。
透明感と重厚感が同時に内在する、魂が打ち震えるような喜びを味わえる。
日本画家の故杉山寧さんの絵を初めて観た時に感じた印象です。
杉山寧さんは、文化功労者・文化勲章受章。日展理事長に就任された、日本画界の巨匠です。
透明感のある絵が好きなので、日本画はけっこう好きです。
ただし、杉山さんの絵は、一般の日本画とはかなり違いがあります。
画面の質感がザラザラした表現(マチエール)が、独特な存在感を感じられます。
自分自身の絵も、画用紙のでこぼこを残すような描写を好んでしています。
明るい部分と暗い部分の差がとても強い情熱的な色使いは、日本画とは思えない迫力があります。
『望』
『晶』
『水』
『悠』
『禔』
絵の魅力と同時に、作風の変化に挑み続ける画家としての生き方にも尊敬の念を覚えます。
自分の画風に思入れがあったり自信があると、それを壊して新しいものを挑戦することは、想像を絶する気持ちの切り替えが必要です。
メチエールにこだわった独自の表現を生かしながらも、抽象画や外国を題材にしたり、晩年まで常に画風は変わり続けています。
自分らしさを大事にしながら、変化を恐れないで変わり続ける。
画家としてだけではなく、人しても参考になる素敵な生き方だと思います。
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杉山寧 (現代の日本画) - 杉山 寧, 耕一郎, 野地
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透明感のある絵が好きなので、日本画はけっこう好きです。
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自分自身の絵も、画用紙のでこぼこを残すような描写を好んでしています。
明るい部分と暗い部分の差がとても強い情熱的な色使いは、日本画とは思えない迫力があります。
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『晶』
『水』
『悠』
『禔』
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自分の画風に思入れがあったり自信があると、それを壊して新しいものを挑戦することは、想像を絶する気持ちの切り替えが必要です。
メチエールにこだわった独自の表現を生かしながらも、抽象画や外国を題材にしたり、晩年まで常に画風は変わり続けています。
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