『LUMINE ART FAIR』

 先日、新宿の新南口すぐのルミネゼロで開催された『LUMINE ART FAIR』に行って来ました。

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アートのある毎日を提案する、ルミネのアートフェア。

およそ30名のアーティストさんの作品が並びます。
運が良ければ、作家さんが作品前にいる場合もあります。

こうしたアートフェアは、好きな作品があれば新しい作家さんを知るきっかけになるので、けっこう好きです。

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 今回ここに足を運んだのは、大好きな作家さんのChiaki Akada アカダチアキさんの作品が並ぶと知ったからです

彼女の作品を初めて観たのは、今年の春に日本橋髙島屋 で開催された『知られざる文具アートの世界』。

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衝撃を受けました。

普段 絵の作品が好きになる理由は、自分の絵に少しでも似たものを見つけられた時です。

しかし、 アカダさんの絵はまるで違う魅力を感じました。

スクラッチという特殊な技法により、全体が黒い色彩の絵です。
その中に、柔らかい温かな明かりを灯すような、繊細で美しい色彩がなんとも心地よいものでした。

彼女の絵を観るたびに、頭に浮かぶ自分の勝手なイメージがあります。

夜に観たくなる絵。
心が少し疲れた時に、心を優しく温めてくれる絵。


満月の真夜中、楽器を奏でながら砂漠を行進するサーカスの一団。
その音楽は、懐かしく寂しげであるけれど。心を優しく癒してくれる。
その夜空の背景に、きっと合うだろうなぁと。

期間限定のオンラインショップで買った画集を観て、さらに魅了されました。

特に好きな題材は、満月・くじら・ライオン・金魚です。

いつか、アカダさんの新作を観てみたいと思っていたので、今回のアートフェアーを心待ちに楽しみにしていました。


 今回の会場では、虎を題材にした作品を中心に展示されていました。

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美しさだけに目がゆき、後で虎の中にくじらがデザインされていることを知りました。

満月の絵は生で観ると、さらに美しさを体感できました。

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 しかも運が良い事に、会場でアカダさん本人と出会えました。

笑顔が似合う、とても穏やかで魅力的な人でした。
浮かれまくっている私の話に合わせてくださり、作品の話などいろいろな話を丁寧にしくれました。

大阪の人なので東京での個展はあまりないようですが、できたらこちらでの個展を期待しています。

素晴らしい時間を過ごすことができました。


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