金沢旅行 -からくり屋敷の忍者寺-
金沢にある妙立寺http://www.myouryuji.or.jpは、いろいろなからくりがある忍者寺として有名です。
妙立寺が建てられた時代背景を簡単にご紹介します。
徳川幕府のしめつけがとても厳しい江戸時代。
謀反を起こせる力がある多くの藩は、難癖をつけられて取り潰しにさせられていました。
加賀三代藩主 前田利常は、とても頭が良く用意周到な人物でした。
徳川家から嫁を迎え、母親を人質に出します。
謀反なんて考えもしないという安心感を幕府に示すために、鼻毛を伸ばしてバカ殿を演じます。
動物がお腹を上向きにしてしっぽを振りまくるようなポーズです。
同時に、いつでも戦えるように、多くの武士が住める寺院群を建築しました。
その中心に、監視所の役割のある寺が妙立寺です。
この寺には、戦いの場として活用できるように、多くの隠し階段や落とし穴などの仕掛けがあります。
そのため、「忍者寺」と呼ばれるようになりました。
こちらの寺の見学は、電話で予約http://www.myouryuji.or.jp/reservation/が必要になります。
拝観料は大人1200円、小学生800円。
予約時間の10分前に境内前に集まり、2、30人単位で集団で回ります。
けっこう外国客が多く、4割ほどいました。
最初は境内で座り、スピーカーから流れる寺の歴史を聞きます。
待っている時間も含めて、畳に20分ほど正座しなければならないので、高齢者には大変かも。
ガイドの案内で、いろいろな部屋へ案内されます。
テーマパークのアトラクション的なからくりではなく、実際に戦場として使えるからくりは、驚きの連続です。
味方の武士たちが駆け上がる階段は、外から攻め込む敵が戸を開けると、見えなくなります。
床板を外して作る落とし穴は、敵は暗い状態では気がつかず、地下に落ちるはめになります。
逃げ道として使われた井戸など、見応え満載です。
画像元: 妙立寺パンフレット
残念ながら、撮影はできません。
ガイドさんの説明が大変分かりやすいので、「へぇ」「ほぉ」と感心する声があちらこちらであがります。
お堂内の拝観の所要時間は40分ほど。
大満足の時間を味わえました。
白土三平作の「サスケ」「カムイ伝」のアニメや横山光輝作の「赤影」のドラマで育った世代なので、忍者に関係するものは大好物。
からくりも大好きなので、今回の忍者寺は大好物のど真ん中でした。
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