ものづくりの「きっかけ」: ぱれっと日記

2023年12月01日

ものづくりの「きっかけ」

　誰でも何かを始める「きっかけ」があります。

私が絵や物語作りに興味を持ったのは、1冊の絵本から。

それは、幼稚園の時に先生からもらった「へんぜるとぐれーてる」(ニッポ出版)です。
今までいろいろな「ヘンゼルとグレーテル」を見ましたが、この絵本の挿絵が一番気に入っています。

もう数十年前の絵本なので、とても汚れてしまったけれど、今でも大切な宝物です。

なぜ、もらったのか覚えていません。

誕生日祝いだったのか?
とても優しい先生だったので、人見知りな性格だった私を気遣ってくれたのかもしれません。

　「ヘンゼルとグレーテル」は、とても有名な童話です。
知っている人も多いと思いますが、グリム童話に収録されている作品です。

あらすじを簡単にご紹介します。

森に捨てられた可哀想なヘンゼルとグレーテル。
魔女のお菓子の家にたどり着き、魔女をやっけて、財宝を家に持ち帰り幸せにくらしましたとさ、というお話です。

現在は童話や絵本の残酷な設定はどんどん改ざんされているので、今ではどういう物語になっているか分かりません。

先が分からないどんでん返しの物語が畳み込むように進んでゆくので、幼心にも夢中になりました。

絵の美しさ・物語の自由奔放な面白さを心に刻み込まれたのが、「ものづくり」の原点な気がします。

　アトリエぱれっとに来てくれた生徒さんにとって、教室がそんな「きっかけ」になってくれたら、うれしく思います。

絵や造形のアートだけではありません。
ファッション・美容・料理・車や家などあらゆるもののデザイン・出版デザイン・音楽・小説など、すべての分野で。

「ものづくり」に興味をもてるようになったら、仕事に選ばなくても、価値のある人生を手に入れられると思います。

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