わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車
昼に宝徳寺の床もみじを観た後、夜に再び行くまで時間ができました。
そこで、わたらせ渓谷鐵道(けいこくてつどう)のトロッコ列車に乗ることにしました。
わたらせ渓谷鐵道は、群馬県桐生市と栃木県日光市足尾町を結ぶローカル線です。
鉄道マニアに人気のある路線です。
時間の関係で、選んだコースは。
普通の電車で神戸まで行き、昼食を食べて、トロッコ列車に乗って折り返し桐生駅に戻ってくることにしました。
神戸駅は、懐かしさにあふれた駅でした。
陸橋から茶色模様の列車とセットで見ると、現在が令和だということを忘れてしまいそうになります。
昼食を食べたのは、下りのホームに隣接した、「レストラン清流」。
東武鉄道日光線で走っていた特急列車デラックス・ロマンス・カー「けごん」の車両を使ったレストランです。
券売機がある注文コーナーは、駅の立ち食いうどんと同じような内装と注文のシステム。
定食はすべて売り切れていたので、こちらで作っている駅弁「トロッコ弁当」 (をみそ汁付き)1,100円を注文しました。
カウンター内で駅弁を受け取って、客車の座席に移動しました。
「けごん」で使われていたであろうシートと、純喫茶にありそうなレトロなテーブルが並んでいます。
線路を見れるので、タイミングが良けれは走り抜く電車をながめながら食事もできます。
反対側の窓からは、紅葉が楽しめます。
鉄道旅行の雰囲気を何となく満喫できるので、鉄道好きにはたまらないかもしれません。
「トロッコ弁当」は、栄養価の高い舞茸推しの舞茸ごはんと舞茸の天ぷらが主役の駅弁でした。
群馬の舞茸は、全国上位の生産量があります。
ただし、できたてではないのためか、シャキシャキした食感や旨みをあまり感じませんでした。
冷めたてんぷらは苦手かも。
温かい味噌汁が、少し冷えた体を温めてくれます。
好みもあると思いますが、これからの季節には温かいうどんの方が良いかもしれません。
今回乗ったトロッコ列車は、「わたらせ渓谷号」。
真ん中の2つの車両がトロッコで、はさむ前後の2つの車両が普通の車両になります。
わたらせ渓谷鐵道に乗った一番の理由は、紅葉に染まった山々を楽しみたいから。
地元の街の街路樹や公園でも美しい紅葉はながめられます。
しかし、山の紅葉に包まれるような体験は、さらに違う魅力があります。
若い時、日光の「いろは坂」に何度も足を運んで、そう感じました。
宝徳寺の床もみじを観た後なので、とても楽しみにしていました。
ただし、残念ながら紅葉はほとんど見れませんでした。
紅葉のタイミングは本当に難しいものです。
場所によって時期は変わるし、紅葉期間も短いからです。
トロッコ車両は窓がないため、かなり強い風が絶え間なく吹き込みます。
寒くなったので、普通車両に移動したら、大勢のインドの観光客の団体客がすわっていました。
インド映画が大好きなので、ちょっとワクワク気分。
インド音楽が流れていたら、まさにマサラ映画のワンシーンです。
ただし、普通車両も窓を全開に開けていたので、トロッコ車両と同じ寒さでした。
薄着のため、ブルフブルと震えながら座っていました。
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