Yさんの2つの魅力にあふれた作品
先日、キッズコース2年生のYさんが『白いクレヨンの絵』を完成させました。
『白いクレヨンの絵』は、白いクレヨンで線を引き、透明水彩絵の具で着彩する水彩画です。
クレヨンの油分が水をはじくため、白いクレヨンの線は最後まで残るのが特徴です。
Yさんは、入会してちようど一年になる女の子。
とても明るい子で、いつも楽しみながら課題に取り組んでくれます。
笑顔いっぱいの明るさに、こちらもたくさんの元気をもらっています。
ただし、丁寧な作業が苦手で描き急ぐ所がありました。
Yさんに限ったことではなくて、低学年の子であればむしろそれが普通です。
高学年の子でも、けっこういます。
急いで描くと、当然形は悪くなり、こちらが指摘しなければ描き直すことはほとんどありません。
また、筆圧が強いため、消しても描き跡が残ります。
Yさんが変わり始めたのは、入会して半年ほど経ってから。
「かたつむりのスピードで描こうね。」
いつものように絵を描く時に声をかけてあげます。
すると、その日はなぜかゆっくりと描いてくれました。
そのため、見違えるほど絵が上手に描けました。
手応えをを実感したのか、それから少しずつ丁寧な作業が増えるようになったきました。
成長するためには、上手になりたい気持ちと改善するための努力が必要です。
けっこう大変だったと思いますが、Yさんの素敵な所は前向きな性格。
大変さは言葉や態度に出さず、楽しみながら頑張りました。
そして、今回描いた作品。
Yさんが水族館の水槽でいろいろな魚が泳いでいる様子を描きました。
『白いクレヨンの絵』 Y,Kさん 小学2年生
形の違う魚をそれぞれ上手に描けました。
海底の植物やサンゴも上手に描けました。
色の組み合わせ方もバランスが取れています。
美しい魅力的な絵を描けたのと同時に、Yさんの成長がとても感じられる作品になりました。
いっぱいほめてあげましたが、それでは物足りないほどうれしさで胸が熱くなりました。
成長の時期は人それぞれ。
Yさんのように早い時期で成長する子もいれば、5年以上かけてゆっくりと成長する子もいます。
それで良いと思います。
大人目線で考えたら成長は素晴らしいことですが、大事なことは楽しみながら絵や工作を体験すること。
その中で自然に成長してくれたら、うれしく感じます。
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