魅力的な絵を描くための条件
技術や才能よりも大事なもの。
それは、・・・・・記憶と体験です。
例えば「ケーキ」の絵を描くのならば、ケーキを食べておいしかったという記憶と体験。
思い浮かべるケーキは、今まで見たり食べたことのあるケーキ。
可愛かったな。きれいだったな。柔らかかったな。甘かったな。美味しかったな。
自分の感想と一緒にいろいろなケーキが思い出されます。
そういう思いで描かれた絵は、ただの記号的な絵ではなく、魅力的なものとして描かれます。
例えば「木」を描くのならば、実際に木を触ったり、木で遊ぶんだ体験。
セミ捕りで木を触った時に気がつく、幹のザラザラとした触感。
目の前でながめると、幹が単純な茶色ではなく、複雑な色が入り組んでいることに気がつきます。
足元を見ると、太い根っこが地面に力強く根付いています。
見上げると、頭の上に広がるたくさんの色の葉っぱ。思った以上のボリュームに迫力を感じることでしょう。
実際の木に触ったことがあると、いろいろな情報を得られます。
興味がなく、ただ目に映るもの。
スマホやテレビの画面越しに見たもの。
そうしたものは、記号的な絵にしか表現できません。
生徒さんが絵を描く時。
興味があったり実際に見る体験があったものは、やはり力強い魅力的な絵になります。
ドラマチックな物語性まで出せれば、さらに素晴らしい表現ができます。
そうした記憶や体験がまるでない場合は、図鑑を見せて絵を描いてもらいますが、やはり魅力に乏しいものになってしまいます。
子供時代に、できるだけたくさんのものに興味をもたせたり、体験をさせてあげて下さい。
それが、魅力的な絵を描くための第一歩です。
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