本棚に生まれた新しい世界

 以前ネットでブックヌック(本の隠れ家)を目にして、すっかりその魅力に虜にされました。

ブックヌックとはミニチュアのジオラマで、本と本の間にはさむことで完成します。

本の中に突然現れる路地裏は、その先を想像せずにはいられない、とても不思議に感じる景観です。

先日、日本で活躍されている有名なブックヌックの作家mondeさんの個展を観に行った時、念願のブックヌックを二つ手に入れました。

 一つ目は、アリスをテーマにした路地裏。

ブックヌック1.jpg

文庫サイズなので、漫画の文庫版の本棚に入れてみました。

ブックヌック2.jpgブックヌック3.jpg

眺めていると、アリスがワンダーランドに足を踏み入れた時のドキドキ感を少しだけ味わえます。

 二つ目は、ギリシャの白い街並みの路地裏。

ブックヌック4.jpgブックヌック5.jpg

異国を旅行している時、たまたま出会う美しい路地裏。
まるで自分が実際に旅行しているような気分になれます。

写真には撮れませんでしたが、ブックヌックの奥には鏡がついているので、路地裏がずっと続いているように見えます。


 アトリエぱれっとでは、この原理を利用した作品『エンドレスカード』を作ったことがあります。

『エンドレスカード』 N.Uさん 小学6年生

N.Uさん.小6.jpeg

『エンドレスカード』 M.Sさん 小学6年生

M.Sさん.小6.gif

『エンドレスカード』は、立てた鏡をのぞくと、手前の風景が鏡に映って奥に広がって見える、不思議感覚の作品です。

母の日に合わせてプレゼント用の手紙として、ブックヌックの存在を知る以前から時々作っていました。


 見慣れている自分の部屋に雑貨や作品を置くと、そこに新しい世界が生まれます。

眺めているだけで、もしかしたら空想の旅に誘ってくれるかもしれません。


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