美術系高校への受験生
K.Iさん 中3
今年は、美術系高校への受験生が通っております。
小学生の時から絵が上手で描写力があるお子さんでしたが、デッサンは初めての体験。
慣れるまでは、けっこう戸惑っていました。
そもそも、デッサンとは何か?
デッサンは、一言で言うと、モノを正確に観察して正確に表現する事です。
日常の中で当たり前のようにモノを見ているので、簡単じゃないかと思う人がいるかもしれませんが、これがなかなか難しい。
目は離れた場所に2個ついているので、使う目によって違った位置に見えます。
目の前に人差し指を立てて、両目と片目で見るのでは、位置が変わって見えるはずです。
人間は感情や感覚でモノを見るため、見る力はかなりいいかげんなものです。
うれしい時は大きく力強いモノに、悲しい時は小さく力無いモノに。
暖かい色のモノは手前に、冷たい色のモノは奥に。
周りに大きいモノがあると小さく、周りに小さいモノがあると大きく見えます。
明るいとモノが大きく、暗いとモノが小さく見えます。
他にもいろいろ錯覚して見える要素がありますが、人間の目は、かなり不完全にしかモノを見れません。
また、実際のモノは立体ですが、それを平面の画用紙に描くのですから、非常に難しいのです。
それではデッサン力は、どのようにして身につけられるのか?
才能で何とかできるものではなく、積み木のように経験を重ねることで技術は身につけられます。
アトリエぱれっとでの取り組み方についてご紹介します。
一番目の段階は、基本的な造形物(円柱・立方体・球)の石膏デッサンを通して、造形物のデッサンの基礎を学びます。
二番目の段階は、いろいろな造形・素材・色の静物を複数並べた状態でデッサンをします。
三番目の段階は、技術の向上と制作時間の短縮です。
一般の絵画と違いデッサンの絵画は、技術の積み重ねで描かれたものなので点数化しやすい特徴があります。
そのため、美術系学校の多くで試験に取り入れています。
高校受験の場合、受験生はまだ十分なデッサン体験をしていないため、ある程度の技術を表現できれば良い成果をあげられます。
ただし、デッサンの技術を短い期間で技術を習得するのはとても難しいので、できるだけ早めにデッサンの勉強を始めることをお勧めします。
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