生徒さんによって変えている教え方

教え方.jpg

 絵の教え方は、100人いれば100通りの教え方があると思います。

私の場合、生徒さんによって教え方を変えています。

お子さんのイメージを木とするなら、盆栽のように美しい木に育てるのではなく、大地に根を下ろした大樹に育ってもらいたいと思っています。

お子さんは、自分でも知らないたくさんの才能の種を持っています。

きっかけさえあれば、いろいろな分野の才能を伸ばしてゆくかもしれません。

絵に関しても、できるだけ固定概念にとらわれず、いろいろな技術や表現に挑戦してもらいたいと思っています。

そのため、年齢・性格・性別・経験・技術、いろいろな条件により、教え方は変わります。

ただし、植物が日光や水で育つように、絵を描く上で必要な基本的な知識は伝えます。
制作経験が少ないお子さんにとっては、色彩や構成について苦手な場合が多いからです。

それすら、基本的には生徒さんの自主性にまかせています。
基本から外れていても、自分が使いたい色があれば、尊重します。

 アイデアを考えるのが苦手であれば、ヒントを与えます。

お花畑を描くのであれば、・・・・

「友達と見に行ったら、楽しいだろうね。」
「いろいろな種類の花が咲いていたら、きれいだろうね。」
「こんなに花が咲いていたら、花が好きな虫が集まってくるかもね。」
と声をかけてあげます。

 自分の力でいろいろなアイデアが出る時には、アドバイスを控えます。

 生徒さんの考えや視点にできるだけ寄り添って、アドバイスするようにしています。

 漫画・クリエイトコースは技術を習得するコースなので、もちろん技術的な指導を行っています。


関連記事

造形教室の役割
https://at-pa.seesaa.net/article/503752404.html
教える時に気をつけていること
https://at-pa.seesaa.net/article/501598073.html
アドバイスにユーモアを
https://at-pa.seesaa.net/article/500761216.html
情報と感性のアップロード、進行中
https://at-pa.seesaa.net/article/500482596.html
保護者からのありがたいお手紙
https://at-pa.seesaa.net/article/488838473.html
低学年の生徒さんへの声のかけ方
https://at-pa.seesaa.net/article/491796288.html
日々、情報と考え方のアップロード
https://at-pa.seesaa.net/article/490376624.html
Mさんがくれた、うれしい作文
https://at-pa.seesaa.net/article/202203article_12.html
マスク越しのコミュニケーション
https://at-pa.seesaa.net/article/202106article_5.html
アトリエぱれっとで大切にしていること
https://at-pa.seesaa.net/article/202103article_8.html
一期一会
https://at-pa.seesaa.net/article/200805article_3.html

この記事へのコメント