生徒さんによって変えている教え方
絵の教え方は、100人いれば100通りの教え方があると思います。
私の場合、生徒さんによって教え方を変えています。
お子さんのイメージを木とするなら、盆栽のように美しい木に育てるのではなく、大地に根を下ろした大樹に育ってもらいたいと思っています。
お子さんは、自分でも知らないたくさんの才能の種を持っています。
きっかけさえあれば、いろいろな分野の才能を伸ばしてゆくかもしれません。
絵に関しても、できるだけ固定概念にとらわれず、いろいろな技術や表現に挑戦してもらいたいと思っています。
そのため、年齢・性格・性別・経験・技術、いろいろな条件により、教え方は変わります。
ただし、植物が日光や水で育つように、絵を描く上で必要な基本的な知識は伝えます。
制作経験が少ないお子さんにとっては、色彩や構成について苦手な場合が多いからです。
それすら、基本的には生徒さんの自主性にまかせています。
基本から外れていても、自分が使いたい色があれば、尊重します。
アイデアを考えるのが苦手であれば、ヒントを与えます。
お花畑を描くのであれば、・・・・
「友達と見に行ったら、楽しいだろうね。」
「いろいろな種類の花が咲いていたら、きれいだろうね。」
「こんなに花が咲いていたら、花が好きな虫が集まってくるかもね。」
と声をかけてあげます。
自分の力でいろいろなアイデアが出る時には、アドバイスを控えます。
生徒さんの考えや視点にできるだけ寄り添って、アドバイスするようにしています。
漫画・クリエイトコースは技術を習得するコースなので、もちろん技術的な指導を行っています。
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