ヤノベケンジ：太郎と猫と太陽と

　オレンジの宇宙服を着たネコの群れが勢いよく空を飛ぶ、衝撃的なポスター。

それを具現化したアート作品は、現代美術作家ヤノベケンジさんの「BIG CAT BANG／猫大爆発」。

人類、いや生物の起源は、・・・・・。
宇宙船「LUCA号」に乗って地球に到達した「SHIP’S CAT／宇宙猫」が、地球に生命を誕生させたという真説(とんでもない妄想? )が語られます。

紙芝居のデジタル版でアニメのように解説されていたので、とても理解しやすかったです。




その壮大なる物語を下敷きに、インスタレーションアート(体感するアート)として展示されていました。

今回、こちらの作品を鑑賞できるのは、東京・青山「岡本太郎記念館」。



岡本太郎さんの作品とヤノベケンジさんの作品を一緒に楽しめます。

ちなみに、岡本太郎さんの有名な作品の「太陽の塔」は、そのときの宇宙船の残骸という設定です。



岡本太郎さんへのリスペクトと、笑えるぐらいユニークな視点の魅力が詰まった作品がたくさん並んでいました。

常人では想像すらできない摩訶不思議ワールドが広がっています。

アートに少し興味を持っている小学生ぐらいのお子さんでも十分に楽しめる展示です。

　ヤノベケンジ：太郎と猫と太陽と

♦︎会期　2024年7月12日(金)〜2024年11月10日(日)
♦︎開館時間 10:00～18:00（最終入館17:30）
♦︎休館日 火曜日(祝日の場合は開館)
♦︎観覧料 一般￥650　小学生￥300


　現在、東京・銀座のGINZA SIX(複合商業施設)の吹き抜けの空間には、全長9mにおよぶ〈BIG CAT BANG〉が飾られています。

無数の宇宙猫たちが、広い空間を飛び交うように吊るされています。



圧倒的な迫力を楽しむには、こちらがお勧めです。
デバート内なので当然無料です。

作品の物語設定を詳しく知るには、岡本太郎記念館の「太郎と猫と太陽と」がお勧めです。



作品が好きになったら、両方観るのが正しいと思います。


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『岡本太郎展』
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