七夕を楽しくする天の川アート

　ジュニアコース(小学3~6年生)では、七夕に合わせて壁に飾れる「天の川」の雑貨を作りました。

作品の名前は、『天の川ネット』。

立体に折り上げた天の川は、幾何学模様の美しい形をしています。
絵具とキラキラしたシールで天の川を表現しました。
蛍光シールも使っているので、部屋の照明を暗くすると、実際にほのかに光ります。

「正面で見ても横から見てもいい女♪」のフレーズでTikTokでバズッた曲の「全方向美少女」のように、どの角度から見ても美しく見えます。

ただし、この作品はアトリエの工作の中でも最難関の工作の一つです。

主な工程は、定規を使って線を描く・紙を折る・絵具で色を塗る・シールで星を貼る、の四つ。

それぞれの工程ごとに苦労する人は違います。
細かい作業が苦手な生徒さんは、定規を使って線を描く・紙を折る、作業が特に難しいようです。

この作品の面白い所は、それぞれの作業がまるで違うことです。

線を描く・紙を折る、が苦手でも、絵具で色を塗る・シールで星を貼る作業で素晴らしい表現をする人もいます。

もし、すべての作業が難しく上手にできなかったとしても、大丈夫。
最後までがんばって完成したことに意味があります。
作品は、自分が作り上げた世界で一つだけのもの。正解はありません。

がんばって作った自分を、精一杯ほめてあげましょう。
そして、自分の作品をどうぞ大切に飾って下さい。

　それぞれ力作ですが、特に美しく仕上がった作品をご紹介します。

『天の川ネット』　H.Kさん　小学4年生



Hさんは、素晴らしい発想力を持っていますが、細かい作業が少し苦手です。
苦労するだろうなと思っていたら、とんでもない。

すべての工程を完璧にこなして、歴代の作品の中でも上位の素晴らしい作品を作りました。

眺めていて見飽きない、魅力的な力作です。

『天の川ネット』　S.Wさん　小学5年生



手先が器用なため、丁寧に紙を折り続け、美しい仕上がりに作り上げました。

絵具で色を塗る作業は、消極的な表現になってしまいましたが、シールに見立てた星をバランス良く貼れました。

素敵な作品です。

『天の川ネット』　A.Yさん　小学6年生



入会してすぐに作った作品。

工作に慣れていないにため、当然かなり大変だったと思います。
特に紙を折る作業では、かなり苦戦していました。
心配して声をかけると、大丈夫ですと笑顔で返し、楽しそうに取り組んでくれました。

絵具で色を塗る作業は、とても上手に表現できたので、美しい天の川を作れました。

素敵な作品です。


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