風間サチコ展『Bad Morning! Tokyo』
先日、風間サチコ展『Bad Morning! Tokyo』を観てきました。
会場は、CADAN有楽町 Space L。
朝日新聞朝刊〈論壇時評〉の挿画で掲載された作品の原画を中心に展示されていました。
その独特の作風に圧倒されました。
現代の社会状況を反映した過去から未来を、どこか懐かしくユーモアな視点で描かれています。
モノクロの作品なので、黒の色彩が強烈に観る者の意識を引き寄せます。
過去にニューヨーク近代美術館(MoMA)で収蔵された作品などは、卓越した技術で制作されたとても緻密な表現のものでした。
今回展示されている作品は新聞の挿画ということもあり、とても分かりやすく刺激的で、自分の好みでした。
昔から彫刻刀から生み出される木版画も木彫も、リアルな人の温かみが感じられて好きでした。
趣味で木彫を習っているのも、そんな理由からかもしれません。
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