『光と動きの100かいだてのいえ』
現在、恵比寿の東京都写真美術館にて、日本を代表するメディアアーティスト岩井俊雄さんがプロデュースする『光と動きの100かいだてのいえ』が開催されています。
岩井俊雄さんは、人気絵本『100かいだてのいえ』の絵本作家のいわいとしおさんの顔の方が広く知られているかもしれません。
私が好きな絵本でもあります。
今回の展示は、人間の錯覚を利用した作品が中心です。
昔に作られた作品から現代のテクノロジーが使われたものまで、楽しみながら鑑賞できます。
ちなみに、現代普通に観られているアニメーションも、パラパラマンガの延長にあります。
入り口前に置かれた落花生のような装置。
装置の向こう側に映る人が歪んで見えます。
入場前からワクワクします。
つかみはOK。
入場すると、大きな箱が設置してあります。
100階どころか、無限に階層が広がります。
他にも同じ仕組みの作品がありました。
草間彌生美術館にあった作品を思い出しました。
アトリエぱれっとの課題で作れると面白いかもしれません。
検討してみようかな。
次のコーナーにあったのは、簡単に観れるアニメーション。
人間の目は、1度見たものを、16分の1秒ぐらいの間、残像として残しておく能力があります。
この能力を利用したアニメーションです。
丸い板を鏡に向かって回転させます。
板の裏の切れ目から鏡に映った絵は、アニメーションのように動いて見えます。
実はこの作品、アトリエでも実際に作っています。
『くるくるアニメ』S.Tさん 小学4年生
19世紀の人には、きっと魔法のように思えたことでしょう。
暗くした部屋の作品は、さらに刺激的。
実際に自分で体験できるものもありました。
カーソルを動かすと、音楽と模様になって、画面に映し出されます。
画面の模様を触ると、どんどん形を変化させてゆきます。
アナログとテクノロジーが融合した、学びながら楽しめるユニークな展示会でした。
いわいとしお×東京都写真美術館
光と動きの100かいだてのいえ
―19世紀の映像装置とメディアアートをつなぐ
♦︎会期 2024年7月30日(火)~11月3日(日・祝)
♦︎休館日 毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
♦︎料金 一般 700円 学生 560円 中高生・65歳以上 350円
♦︎会場 東京都写真美術館
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