見る角度で違った形に見える不思議なアート
中谷ミチコさんの作る彫刻は、とても不思議。
中谷ミチコさんは彫刻家であり、多摩美術大学 彫刻学科の専任講師でもあります。
一般的な彫刻と違い、凹んでいるレリーフが、見る角度で違った形に見えます。
作り方は、粘土で形を作り、石膏で型をとります。
原型の粘土を取り出し、凹んだ型に透明樹脂を流し込み、着彩します。
公共の場所に設置された作品を観ることができます。
1つめは、丸の内ストリートギャラリー。
東京駅近くの丸の内仲通りを中心に、世界で活躍する現代アーティスト達の作品を楽しめます。
展示している作品は、『小さな魚を大事そうに運ぶ女の子と金ピカの空を飛ぶ青い鳥』。
離れて見ると、立体的に見えます。
視線を離さず移動すると、形が変わって見えるのが不思議です。
京都の「天龍寺」の雲龍図が思い出されました。
画像元 天龍寺ホームページ
別名「八方睨みの龍」と呼ばれる、天井に描かれた迫力いっぱいの龍の絵。
見る角度を変えても、龍ににらまれてように見えます。
2つめは、東京メトロ銀座線虎ノ門駅の渋谷方面ホームに設置された『白い虎が見ている』。
幅9メートルの大きな作品。
なかなかの存在感。
虎ノ門の地名の由来とされる四神「白虎」を題材にしています。
白い虎のお面をかぶった少女たちの群像による構成。
移動しながら鑑賞すると、パラパラ漫画のように少しずつ変化するように見えます。
楽しそうであり、妖しそうであり、観る者の意識を違う空間に誘ってくれます。
一人だけお面を外した少女が、とても印象的。
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