『Pop rabbit 』-月まで跳ねる兎展
東京・日本橋にあるギャラリー、美術實驗室夜にて『Pop rabbit 』を観てきました。
ところが、こちらのギャラリー、なかなか見つけられませんでした。
普通、展示会のポスターやポストカードを道路の目立つ所に飾ることが多いのですが、ありません。
同じ通りを何度か往復しながら、くまなく辺りを観察。
「ん?」
道路にギャラリー名が入った小さい表札を発見。
左右に飲食店が入ったマンションの奥に進むと、階段がありました。
書体が、とっても・・・・・。
隠れ家的なギャラリーのようで、ワクワクします。
階段を上った先に赤い印象的なドアがありました。
ギャラリーの中はは真っ暗。
入っていいものか、かなり心臓バクバクです。
勇気を持って、恐る恐る入室しました。
中は、なんとも異空間。
真っ暗な室内にライトで浮かび上がる作品。
不思議で妖しくて美しいギャラリーです。
隣の部屋から、スタッフが出てきて丁寧に応対してくれました。
今年できたばかりの新しいギャラリーとのこと。
他のギャラリーとの差別化を図るために、あえてこのようなスタイルにしたそうです。
素晴らしい!
今回の『Pop rabbit 』は、「ウサギ」をテーマにしています。
入り口横の壁に、今回一番観たかった七戸優さんの作品が飾っていました。
見ざる・聞かざる・言わざるが題材のようです。
観る者の記憶に強烈に焼きつく、強い個性。
コントラストのある美しい色彩。・・・・・大好きです。
初めて観た建石修志さんの圧倒的な存在感に、目が釘付けになりました。
できることなら時間を止めて、ずっとながめていたい気持ちになりました。
小川香織さんの描くウサギの白さが、黒い壁面に対比してとても引き立ちます。
可愛らしい作風も、少しダークな作風も魅力的。
芽野カヤさんが作り出すファンタジー色が強い不思議な世界は、心踊りました。
キャラクターのそれぞれが、印象的な魅力があります。
充実した展示会でした。
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