『FOR Xmas GALLERY SELECT展』

 東京・国立の「アートショップ&ギャラリーマール」に、『FOR Xmas GALLERY SELECT展』を観に行きました。

目的は、内村武史さんの作品を鑑賞するため。

内村さんは、お酒のコマーシャルに作品が使われるなど、人気が高い美術作家です。

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初めて内村さんの作品と出会ったのは、『星にねがいを』の企画展。

見せ方はとてもシンプル。
どうすれは情緒的で幻想的に題材を表現できるかを考えた作品。

また、ちょっとした仕掛けが心をくすぐります。

『星にねがいを』で気に入った作品「Wish come true」(願いが叶う)人感センサーがついているので、作品の前に鑑賞者が来ると流れ星が流れます。

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なんてロマンチック。
くりかえし鑑賞しました。
心の中に新しい星が生まれるような ときめきを感じました。


 今回のグループ展では、初めて目にする作品もいろいろ並んでいました。

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手のひらに乗せられる小さな飾り窓。

窓の向こうには、満月が浮かんでいます。

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月は、私にとってすべての自然の中で一番好きな題材です。

こちらの作品は、ブックヌック(本と本の隙間に飾るジオラマ)タイプ。

背表紙に開いた入り口が階段が続いていて、その先には空に浮かぶ三日月が見えます。

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ギャラリーのスタッフが、わざわざ部屋を暗くして見せてくれました。
夜になると、月の光がさらに伸びて美しくなるはずです。

こちらの作品は、階段が題材。
ライトが階段を照らします。

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夜になると、まるで違う魅力が生まれそう。

階段も好きな題材です。
教室の壁に、妖精の家のドアに続く階段としていくつか飾っています。

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階段や明かりを「時間」や「人生」と言った哲学的なものに置き換えると、とても奥深い作品に感じられました。

こちらの作品は、水晶の入ったガラスボトルの前の文鎮を金属板から移動すると、光り始めます。

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運が良いことに、途中、作家さんに会えました。
ダンディなイケおじです。

作品について作者本人から解説してもらえるのは、とても贅沢な時間です。

 ワイヤーと流木などの木工オブジェによる、藤田利一さんの作品も気に入りました。

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新潟県在住の造形作家です。

ファンタジーな世界観が、心地良い温かみを感じました。


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